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「ってことで10月半ばから学祭までは全然バイト入れないんだよねー」



今朝あった出来事を バイトで小瀧くんに説明した






小「なんで?学祭いつなん」


「11月のはじめぐらい。色々準備とかあるからさー」




インカムの調子を確認しながら 片手間に私の話を聞いている




小「まあ、山田がいようがいまいが、俺にはあんまり関係ないからなー」


「ちょっと!」


小「でもまぁ1個ストレスは減るか」


「うるさい!」




肩を叩こうとすると スルリとかわされた




小「あ、つーか俺1個聞きたいことある」


「え?」


小「女の子ってさぁ、どんな店好きなん?」


「はい?」


小「いや、どんな店行くんかなあって」




思わぬ質問に 首を傾げた




小「そういやお前女ちゃうもんな、聞く人ミスった」


「ちょっと!」



その場を立ち去ろうとする小瀧くんの腕をぎゅっと掴む



「なに?何かあった?」






必死に聞く私に 小瀧くんは少し呆れた顔をした






小「あのー、まだ日は決まってないけど、吉岡さんとご飯行くことなってん」




鼻の下を掻きながら 小瀧くんは答えた



「え?!そうなの?!よかったじゃん!」


小「しっ!声デカいねん!」




パシッと私の頭を叩いた後、口の前で人差し指を立てた




小「せやし、どこがええかなあって」


「任せて、そんでからちょっと待ってね」




日頃から周りの友達の話を聞いて オススメのカフェを色々と知っている私は バイトのメモ帳に候補をたくさん書いて 小瀧くんに渡した




「ほい!」


小「お、やるやん、たまには役に立つねんな」


「たまにはってなによー!」


小「そのまんまの意味」


「もー!ちゃんと結果は聞かせてね?」


小「しゃーないなあ」




いたずらっぽくニコッと笑った後、サンキュー と小声で言って 小瀧くんはメモを四つ折りにしてからポケットに入れた



うまくいくといいけど…




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びょん - 胸が痛い… (2018年11月24日 0時) (レス) id: c3f9488cbd (このIDを非表示/違反報告)
OOO2126(プロフ) - キュンキュンを通り越してギュンギュンした(イミフ)バイク二人乗りは死んだ、何回も読んでます!続編か、小瀧長編読みたいです\(^o^)/ (2018年2月24日 6時) (レス) id: 2cffad585b (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - あ、チャラひろさんのここに書いてしまいごめんなさい。何か盛り上がって書いちゃいました。昨日の夜、他の作者さんがゆこさんのお話薦めているので知ってハマってしまい一気読みしてます!どの濱ちゃんも溜まらんです!ゆこさんに出逢えてよかった!大好きです! (2017年10月18日 14時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - プライベッターの読みました!ヤバかったです!まだ、本編も読了してへんのに…でチャラひろのバレンタインの個人的にヤバイツボでホントん゛ー!ってなりなから足バタバタする位濱ちゃん可愛いっ!ご馳走様でした! (2017年10月18日 14時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
ゆこ(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます。私の作品でニヤけてるなんて、嬉しいです…これからもサミさんをニヤけさせられるように頑張りたいです…! (2016年10月27日 10時) (レス) id: cf443e0b0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆこ | 作成日時:2016年10月7日 17時

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