5.苦労人 ページ5
『え、エミさん？ですよね？』
「…自己紹介してなかったですね。…知り合いの方です。通してください。」
エミさんはそうやって警備員に話してくれた。
助かった。怪しいて言われたときはどうなるかと思った。
『…助かりました、ありがとうございます。』
「いいえ、彼が説明不足なのが悪いんで。気にしないでください。私の名前はエーミールです。好きに呼んでください。」
『グルｯ「僕はゾムです〜ww君は誰なん〜？」ふぁっ？！』
依頼人について聞こうと思ったら背後から声が急に聞こえた。
『え、あ…僕は、響哉で…す…』
「ﾋﾋｯw初心な反応してくれるやん、エミさんこの子どうしたん？」
「グルさんがはまった喫茶店の店主さんや。わざわざ早くに菓子とお茶届けに来てくれてな。」
「エミさん…それグルさんがこの子にお願いしたんか…？」
「…そうですが…」
「よかったなー響哉くん。うちのグルさんに認められてるみたいやで？」
『あ、ありがとうございます…？
グルッペンさんって一体何者なんですか…？』
普通(じゃないけど)に幹部の人なのか、別の立場なのか…がイマイチわからない。
「グルさん、立場使った訳じゃないんや〜(笑)」
『ゾムさんそれってどういうこt「ついたで！」？！』
…その時急に思い出したのは、建国祭のときに聞いたこの国の総統さんのお名前。
『…し…つれいします。響哉です。』
ビビりながら部屋に入ったわりには、
「いらっしゃい響哉くん。待っていたよ。」
迎えたのは、低く優しい声だった。
『…総統さんだったんですね。』
「国民の割に騒ぎ立てないし、提案を聞いても落ち着いていたから面白いと思ってたんだゾ
…今日のメニューは？」
『本当に甘いものに目がないというか…
今日は、クッキーとスコーンを少し。後、アールグレイをいれてきました。』
"一応保温の容器にいれてきた"と言葉を付け足す。
「ここで作れば、冷めないんじゃないか？」
『…と言いますと？』
「響哉が望むのなら、朝のうち厨房を貸そう。」
『い、良いんですか？そんな…まぁ、運ぶ距離が短い方が崩れにくいし、冷めにくいし…いいんですけど。』
ケーキとかをここまで持ってくるのは、確かに骨が折れそうだ。
「…好きに使ってくれて構わない。予想だが、ここまではエーミールに案内して貰ったんだろう？」
(字数的に続きます。)
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虚兎 - 好きです可愛すぎます大好きですこれは神作品まじでプロ (2019年3月2日 17時) (
レス) id: 2c78955ed2 (このIDを非表示/違反報告)
鑑くん - 沼猫さん» しんぺい神が喜んだりは…しませんよね〜！さすがに (2018年11月25日 10時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
沼猫(プロフ) - 教えていただき、ありがとうございます。フォレストは確かに腐が多いので、本人が見るとダメージスゴそうですね…。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: b9c388a7d7 (このIDを非表示/違反報告)
白露愁(プロフ) - コネさんがフォレストページっていうまぁ、腐った小説が多いサイトを見てしまったことが原因らしいです (2018年10月13日 18時) (レス) id: fdec65d328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼猫 | 作成日時：2018年10月8日 22時
