40.それぞれのCO(ｶﾐﾝｸﾞｱｳﾄ) ページ40
賭けを始めて数日、私は今まで通りの日常を送っていた。
意外にもまだ、バレなかった私の秘密、
後から賭けのことを聞いた数人が悪人的な笑みを浮かべていたのは、見たくなかった。
os「…響哉くんはやっぱり女に興味がないん？」
『それ、答えたら語弊を呼びますよね。』
sy「わからない、ってく…先輩が喚いてましたよ。」
『く…って……、わからないかぁ。』
といった会話があったのは、さておいて。
今、私は絶体絶命の状況でした。
書類に拘束されていたトントンさんに、
書記長室にお茶を運んだとき、話していたトントンさんに、
tn「響哉、包帯みたいのでてるで、」
『へぁ？！』
包帯みたいのとは、いわゆる私のサラシ用のものであり、
『え、あ？！出てる？！』
tn「…理由ってまさか、怪我？怪我で抱けないからメイド長、突き放したん？」
そんな理由で、彼女をフってはいない。
フったのは、私には、幸せに出来ないからだ。
『…理由は違いますけど、秘密はバレたようなもんです。
誤解されるのも嫌なんで、教えたげます。』
tn「…じゃあなんでなん」
『トントンさんは、サラシ、というものをご存じありますか？』
一瞬の間と、
理解して赤くなる頬に続ける。
『私が彼女をフったのは、彼女と、私が同性だからです。』
tn「響哉くんが、女の子なん…？！」
『…あー、バレちゃいましたか。あと、Aと言います。』
盛大にため息を吐くと、
tn「Aさん、今日の夕食会参加な。
あと、その秘密に救われる奴も結構おるねんで？」
『…どういうことです？？？』
tn「Aさん好いとるけど、同性やと思って言えなかった奴、多分おるで。」
『は、はえー…』
とりあえず、夕食まで待機となった。
＿＿＿＿＿＿
各種ランキングや、評価等、本当にありがとうございます。
伸びが凄くて寧ろビビるくらいです。
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虚兎 - 好きです可愛すぎます大好きですこれは神作品まじでプロ (2019年3月2日 17時) (
レス) id: 2c78955ed2 (このIDを非表示/違反報告)
鑑くん - 沼猫さん» しんぺい神が喜んだりは…しませんよね〜！さすがに (2018年11月25日 10時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
沼猫(プロフ) - 教えていただき、ありがとうございます。フォレストは確かに腐が多いので、本人が見るとダメージスゴそうですね…。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: b9c388a7d7 (このIDを非表示/違反報告)
白露愁(プロフ) - コネさんがフォレストページっていうまぁ、腐った小説が多いサイトを見てしまったことが原因らしいです (2018年10月13日 18時) (レス) id: fdec65d328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼猫 | 作成日時：2018年10月8日 22時
