20.使用人の彼女 ページ20
「響哉様。」
聞き覚えのない、女の子の綺麗な声が聞こえる。
『あなたは…？』
el「ここのメイドをしているエルザという者です。総統様に頼まれて器とお皿をお持ちしました。」
『ありがとうございます。エルザさんですね。僕は幹部とかじゃなくて普通の町民なので、改まらなくてもいいですよ？』
el「響哉…さんと呼びますね。
…私たちメイドは幹部に認められてもなお、謙虚な態度のあなたをとても尊敬していますよ。」
『え、あ、光栄…です…？』
el「口調は検討しておきますね。それでは、失礼します。無理だけはしないでください。」
『は、はい！』
el「お慕いしていますよ、響哉さん。」
使用人の彼女が密かに想いを寄せている相手は、
彼女の同性であることをまだ誰も知らなかった。
彼女が彼(女)を知ったのは、使用人にAが差し入れをいれたときのこと。
『今日からここにお届け物をしに来ます、響哉といいます。』
お世話になるかもしれないので、と一礼した彼(女)の柔らかで、品のある謙虚な態度が使用人の間で話題になったのだ。
噂を聞くと、総統の直談判での仮雇用とのことで、ますます誇らない響哉の謙虚さを慕った。
幹部に絶大な人気があるこの国の中で、一部と言えど響哉に想いを寄せる者が増えたのである。
ほとんどが同性であったが、ファンやガチ恋勢ができた事実がそこにあった。
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虚兎 - 好きです可愛すぎます大好きですこれは神作品まじでプロ (2019年3月2日 17時) (
レス) id: 2c78955ed2 (このIDを非表示/違反報告)
鑑くん - 沼猫さん» しんぺい神が喜んだりは…しませんよね〜！さすがに (2018年11月25日 10時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
沼猫(プロフ) - 教えていただき、ありがとうございます。フォレストは確かに腐が多いので、本人が見るとダメージスゴそうですね…。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: b9c388a7d7 (このIDを非表示/違反報告)
白露愁(プロフ) - コネさんがフォレストページっていうまぁ、腐った小説が多いサイトを見てしまったことが原因らしいです (2018年10月13日 18時) (レス) id: fdec65d328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼猫 | 作成日時：2018年10月8日 22時
