オタサー姫には敵が多い？！ (ページ11)

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10.２学期と初対面。ページ11

夏休みはあっという間だった。

葉月ちゃんとのコスプレ作りや、
美玲ちゃんとのお出かけ。
そして、３人でお茶したりお泊まり会したり、
人生で一番楽しくて充実して忙しい夏休みだった。

ちなみに、今日は集会などもあるので、コスプレはパス。
明日からである。

朝から集会で先生の話を聞いていると眠りに落ちそうになってしまった。

久々の授業も集中力が途切れそうで、夏休みボケが凄いなぁと思いながら、食堂まできた。

美玲ちゃんが今日はなかなか見当たらない。
というか、人が滅茶苦茶多い。

何故なのかわからずに居たら、美玲ちゃんに呼ばれ近くまで歩いていくと途中でぐいっと腕を引っ張られた。

美玲ちゃんの正面に立っていたのは、三次元を超えそうな顔面偏差値のでも少し控えめそうなしぐさの男子生徒だった。一度も見かけたことがない。

彼は、転入生のようだ。

考え込んで居たら、また固まってしまっていたようだ。美玲ちゃんの声でハッとし、自己紹介だけはできたはずだ。

これが、オタサー姫と転入生の初対面。