４０話 ページ45
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渚と外に出た。
明宝はもうすぐ来るらしく、渚は準備を手伝いに行ったのでベンチに座る
何度目かの溜息が漏れた。
木藤良「まーた溜息ついちゃって」
「蓮くん」
蓮くんが隣に座る。
木藤良「本当はこんな事言いたくなかったんだけど
最近のAちゃんは嫌い」
嫌い…って言われた。
でも当然かもしれない
木藤良「僕達が吹奏楽部に入る前はもっと元気で明るくて可愛かったんだよ。
＿＿＿＿＿＿僕らのせいかな？」
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思わず唇を噛み締める。
「そんなわけない！」
木藤良「ならそんな顔しないでよ」
真っ直ぐな瞳が私を捉える
「…ごめん」
木藤良「謝ってばっかり」
たえられない、
私は裕人や蓮くんと言い合いたくなかった。仲良しのままでいたかった。
私のせいだ。
何も言えなくなって、その場から逃げ出す。
無我夢中に走った。
それでも頭の中は裕人でいっぱいだった。
こんな時でも裕人ばっかの自分に腹が立つ。
息が切れ始めた頃、私の足は止まった。
疲れたからではなく、
.
＿＿＿目の前に井川くんと明宝の人がいたから。
私が立ち去るよりもはやく、事件は起こった。
「っ…」
井川くんはタバコを進められて、でも
あとちょっとの所で拒む。
問題はそこじゃなくて
タバコを持ってるところを写真に撮られていたこと。
井川くんは絶望的な顔をする。
小池、と呼んでいた。
そのまま小池って人と後の人は井川くんの肩をどんっと押した。
井川くんが泥の上に転けるのを確認すると立ち去った
「井川くん…」
私が呼ぶと、ハッとして振り向いた。
今にも泣きそうな顔。
井川「先輩、俺…」
「大丈夫…じゃないよね、取り敢えず立てる？」
私が聞いても答えず、俯いた。
「私はちゃんと見たから。井川くんの味方だよ」
そういうと、井川くんの頬を涙が伝った
井川「もう俺…辞めるしかないのかな」
私はそれを聞いた瞬間、井川くんをゆっくり起き上がらせ、そのまま抱きしめた。
「何いってんの！辞めないでって私に言ったの井川くんだよ？
井川くんの事責める人なんていないよ。
いたとしても私は味方だから。」
井川「なんで庇うんですか」
井川くんの声は震えていて、どうしようもなく悲しくなった。
「わからない。でも私は井川くんを助ける事に理由なんていらないと思う」
井川「先輩…」
暫く抱きしめていたが、辺りが暗くなると
その手を離し、皆の所に向かった。
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ひらの の ばなな(プロフ) - おはなちゃんさん» いえいえ！そうです(笑)知ってて頂けてもの凄く嬉しいしぃぃぃ！(笑)私も裕人好きなので裕人mainの小説読みまくってておはなちゃんの作品に辿りついて(笑)何気に裕人の小説少ないのが悲しい(泣) (2016年8月11日 23時) (
レス) id: 80a1db672d (このIDを非表示/違反報告)
おはなちゃん(プロフ) - 蜜蜂蟻さん» 私も裕人大好きです！！ありがとうございます！！ (2016年8月11日 23時) (レス) id: dddccbb31a (このIDを非表示/違反報告)
おはなちゃん(プロフ) - ひらの の ばななさん» ありがとうございます！！もしかして、KING＆QUEEN＆JOKERの作者様ですか？？そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2016年8月11日 23時) (レス) id: dddccbb31a (このIDを非表示/違反報告)
おはなちゃん(プロフ) - 七海(´'∀'`)さん» ありがとうございます！！！そうなんですか！めっちゃ悔しいですよね。お疲れ様です！！ (2016年8月11日 23時) (レス) id: dddccbb31a (このIDを非表示/違反報告)
おはなちゃん(プロフ) - くらやすん。さん» 裕人くん本当かっこいいですよね笑 もっときゅんきゅん目指して頑張ります！ありがとうございます！ (2016年8月11日 23時) (レス) id: dddccbb31a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはなちゃん | 作成日時：2016年8月6日 22時
