複雑な関係性∞2 (ページ23)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:13,675 hit

72.やっと(忠義side) ページ23

.

俺はすぐに別れたことを察して2人の引っ越しを手伝い、そして疲れたなと思いベッドに横になった。

あ、うたた寝してもうてた。

…ん？なんか聞こえる？

耳を傾けると、Aの声だった。

「…でも今忠義先輩には大切な人がいるもんな…
今更こんなに好きって気づくなんてほんま自分バカ…笑」

え？嘘やろ？

まって、すっげぇ嬉しい。

俺はAの方を見た。

するとAの顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。

俺はAの涙を拭くと、ようやく目を開けた名前は驚いた顔をしている。

忠「今のちゃんと聞いたで？」

「え…どこから…？」

忠「でも今忠義先輩には大切な人がおるもんなあたりから笑」

「…はずかしい！」

そういい顔を赤らめるA。

忠「…俺も好きやで」

そういうと、嬉しそうな顔をしたA。

でもすぐに表情が曇る。

「え、でも…」

あぁ…元カノのことか…

忠「おれ別れたから。あいつには悪いけど。
元カノと付き合ってやっぱりAのことが好きやなって思ったから。」

「忠義先p…」

そう言いかけるAの唇を俺は奪う。

やっとちゃんとキスできた…

「…んっ…！」

え…嫌やった…？

Aの顔を覗くと、頬を赤らめて俺を見上げてきた。

あかんかわいすぎ。もう無理。

忠「なあ、我慢できん。
Aの全部もらっていい？」

私は小さく頷いた。

俺はゆっくりと服の中にいれた。

名前の体がびくっと反応した。

忠「はじめて…？」

「…うん…」

忠「そうなんか…じゃあやめとこな」

俺はすぐに服から手を抜き、Aの頭をポンポンと撫でた。

「えっ…」

前までのおれなら初めての子でも自分の欲望を満たすために最後までしてたと思う。

でも…

忠「Aのこと大切にしたいから…」

だから我慢する。

やっと両想いになれたし、ほんまは今すぐにでもAの全部欲しいけど…

絶対にこれ以上傷つけたくないから。

また大人になったら続きしよ。

忠「A、大好きやで。」

そういい俺はAを強く抱きしめた。

.