複雑な関係性∞2 (ページ22)

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71.涙ページ22

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しばらくするとすばる先輩からラインがきた。

(す:俺が風呂から上がるまでに亮とお前部屋変わっといて。)

忠義先輩と一緒の部屋は気まずいけど、すばる先輩にこれ以上迷惑かけられないと思い涙を急いで吹き、亮と忠義先輩がいる部屋に行った。

そしていきなり私は、

「亮、今日から部屋変わろっか！」

と伝えた。

忠義先輩は察してくれたようでなにも聞かずに2人分の部屋の移動を手伝ってくれた。

引っ越しが落ち着くと、私は床に敷いた布団の上に寝転がった。

しばらくすると忠義先輩の寝息が聞こえてきた。

私は恐る恐る寝顔を覗き込んだ。

すると、また胸が締め付けられているのを感じた。

…あ…こんなにも私、好きやったんや。

そう思うと同時にどんどん溢れ出る言葉。

「ごめん…あの時ちゃん気持ち伝えてたら…
あの時偽彼女を続けてたら…
付き合えてたかもしれへんよな…
…でも今忠義先輩には大切な人がいるもんな…
今更こんなに好きって気づくなんてほんま自分バカ…笑」

涙で視界が歪む。

はあ…自分なに泣いてるんやろ…笑

自分が悪いのに…笑

すると目に何かがほほに触れた。

目を開けると、忠義先輩の掌が私の頬をそっと撫でていた。

…え？

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