第5話注目 ページ6
なんとか席に座れた
しかし落ち着かない
Aは精悍な顔立ちのため
周りの視線がAに集まっていた
全て無視し近くの席に座る
すると、急にAのポケットが動き出した
そして中から
一匹のムカデが現れた
周りの悪魔はギョッとし、近くにいた女悪魔は小さな悲鳴を上げ大慌てで向こうに行ってしまった
しかしAはそんなことは気にも留めずムカデを手にのせた
『起きましたか
ムーちゃん』
Aはムーちゃんと呼んだムカデを愛おしそうに撫でた
そのとき近くにいたガラの悪い、いかにもチンピラのような格好をした男悪魔が
思い出したかのように大声で言った
「ああ!!アイツ!
コトヨ家だ!!」
視線が好奇から嫌悪に変わる
–––––––コトヨ家って“蟲の家系”でしょう
–––––––デビヤベェ
–––––––関わったら虫にされるぞ
周りはAの周りから離れていった
⦅またか⦆
ムーちゃんと戯れながらAは内心呆れていた
根拠のない噂を信じ、Aが孤立していたのは今に始まった事ではない
心配をかけたくないため親に言えていない
もしかしたらと期待をしたがやはり今回も
Aがそう思ったそのとき
「あの!隣いいですか!」
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
【声をかけられる数秒前】
⦅今回もか、、、別に悲しくなんてない
だから
この虚しさも気のせいだ⦆
ムーちゃんを撫で回しながら思うAであった
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名無し49579号(プロフ) - 暁月臨さん» うれしいコメントを本当にありがとうございます!!気に入っていただけてよかったです!更新頑張ります! (12月19日 0時) (レス) id: 8a759b1a19 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!更新待ってます!! (12月19日 0時) (レス) @page17 id: ed675d0e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し49579号 | 作成日時:2023年9月23日 23時