君に58 ページ25
勝利side
悪い予感はしていた。
あいつが家に来て
あんなことを聞いてくるくらいなんだ。
あの日のことを、全て言われてしまう。
本当は言わなくちゃいけないことだって
わかってるのに、あの日のことを、重ねてしまう自分がいる。
そこに触れるのがとても怖くて。
罪滅ぼしでもするかのように毎日花を買った。
あの子に謝るために。
さゆりのことを忘れるために。
でも、忘れるなんてこと、弱虫な俺には出来なかったんだ。
一目惚れ、なんて言ったって愛が崩れてしまえばそんな言葉すら信じられなくなるものなんだ。
何度も何度も戻そうとしたけれど、さゆりとの愛を戻せるなんてことはなかった。
そのチャンスすら無くなっていた。
時はすでに遅し、
そんな風に取れる。
俺があんな事、するから
全部オレが悪いんだ。
「勝利っやめてってば！痛いよ！」
勝「………え」
健「ねぇ、もう…さゆりは許してくれるよ
もう、そんな勝利のこと攻めてないよ」
勝「俺のこと、話さないでくれ………忘れるために、もう」
「忘れる………?どうして、忘れなくちゃいけないの」
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苺(プロフ) - ありがとうございます！皆様に喜んでもらえるような作品に出来ていると良いのですが…………。更新頑張ります！ (2015年6月12日 7時) (
レス) id: 24499bef9b (このIDを非表示/違反報告)
美優☆ミ(プロフ) - この話凄く気に入りました！！ 読んでるだけで凄くキュンキュンして見入っちゃいました！！ 続きが凄く気になります！！ これからも楽しみにしています！！更新頑張ってください！！ (2015年6月12日 3時) (レス) id: c3f9136ccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2015年5月31日 19時
