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夏休みも中盤になって、
4人と会うことも少なくなった
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いつも騒がしいから、少し寂しいなーって
…言わないけどね。
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重「A〜お昼できたでーー」
でも、この人がいるからまだ
寂しくないんだよね、1人でもうるさいし
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重「おにいのスパゲッティうまいやろ?」
あ「料理だけは認める」
重「A小さい頃からすきやんこの味」
そんなことまで覚えてくれてるんだね
重「1番側におったの俺やしな〜あひゃ」
あ「…おにいはすごいや」
重「Aさびしいんなら廉呼べばええやん?」
あ「…え、なんで廉?」
おにいの口から廉って言葉が出てくると思わなくて、
喉にたらこ詰まった…!!!!
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重「昔からそういう時れんよんでたやろ?」
あ「そうだっけなあ」
おにいによると、
しょうよりも廉を家に呼んだことが多かったらしく、
おにいも廉の小さい頃のことを
めちゃくちゃ覚えてた
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あ「廉って小さい頃から泣き虫だよね」
廉「はあ?!」
結局おにいが勝手に呼んだ廉くんは、
ものの5分でやってきた
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重「せやねん、よく泣いてた」
廉「Aやて俺に泣きついてきたやん!」
あ「廉さ猫だと思って袋追いかけて転んで泣いてんの(笑)」
自分でも思うくらい
凄まじくひどい顔してると思う今....笑
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廉「A寂しいん?」
あ「…なんで?」
廉「俺を呼ぶ時って大抵そうやろ」
こっちもあっちも…!!!
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あ「うん、少しだけね」
廉「ならいつでも会いにこればええやろ」
あ「え…?」
廉「俺やって会いたかってん」
そういって、自分のほうに私の肩を
よせて、笑った
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(廉も会いたかったならこればよかったのに)
(うるさい)
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作者名:あん | 作成日時:2015年7月5日 23時