七色─ナナイロ─【黒子のバスケ】【短編集】 (ページ2)

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心配【赤司征十郎】ページ2

赤司A

23歳

赤司征十郎と結婚

赤司征十郎

23歳

三国Aと結婚

赤司財閥社長

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『……暇だなぁ……』

最近旦那の帰りが遅い

私のたった一つの悩みです

前は私に早く会いたいから

と言って夕方5時ぐらいに仕事終わらせて帰ってきてたのに

今は夜の10時です

おかしくない！？！？

浮気されたのかな……

少し涙が出てきているのがわかる

『うぅ……征十郎……』

少し悶えていると

ガチャッと、鍵の音がする

『！！！』

私は扉へ直球で走った

ま、って

お酒臭い

『お、かえり、征十郎』

赤司「A！今すぐあれを言ってくれ、あれ」

『ちょ、落ち着いて！？どうしたの！？』

赤司「僕は疲れているんだ、癒してくれ。」

珍しく酔っているみたいです

『あれって……前に話してたヤツ？』

赤司「そうだ。」

『恥ずいからヤダ！』

赤司「なら家に上がらない。他の"女性社員の家"に泊まる」

『やだっ！それはやだっ！』

赤司「じゃあ早く」

『うぅ……はぁ……』

躊躇いを捨てて一言

『ご飯にする？…お風呂にする？……そ、それともわ、私？』

赤司「うーん……やっぱりAかなぁ」

彼の口角が少しだけ上がる

『ちょ、ちょっと！ご飯は！？用意したんだよ！？』

赤司「食べてきた」

『はっ、はぁ！？！？私待たせといて勝手に飲み会行って
ご飯食べてきた！？有り得ない！』

私は言うだけ言うと自分の部屋に鍵をかけて

引きこもった

少ししてノックする音が聞こえてきた

赤司「A…すまない。ちゃんと連絡しておくべきだった
実は最近あるものを探していてね……そいつに取引条件として
飲み会について来いと言われてね……ごめんね」

『……寂しかった』

赤司「うん、ごめん」

彼が反省していると確認して部屋の鍵を開ける

開けると直ぐに入ってくる彼

直ぐに私を抱きしめてくれた

『もう……ちゃんと連絡して』

赤司「うん、ごめんね」

『ふふっ……お酒臭いよ……征十郎……』

赤司「仕方ないだろう？まだ酔いは覚めてないんだ
そうだ、これ……Aに似合うと思って」

そう言って首に付けられるイヤリング

赤司「ここに指輪に付ければ……ほら、無くさないだろう？」

『！！！……ほんとだ！ありがとう！』

このためにしてくれた彼の行動は

たしかに少し困ったけど

もっと好きになりました