二人のわたなべ (ページ49)

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翔「気の済むまで話し合えばいい。結果は変わらなくても心を変えることは出来るよ」

大「確かにさ〜、俺らだって最初は意味わかんなかったよ？(笑)
なんで俺らだけ。って思ってたけど三人も場所は違えどたくさん苦労してきてるんだよね〜。そんな後輩見捨てるわけなくね？(笑) 」

3人がたくさん苦労してるのもちゃんと分かってるよ。

涼「 Aのことだから仲良く話してる俺らを見てまた孤独になってたんじゃない？そんな思い詰めなくていいんだよ。
不満とか言いたいことあるなら言えばいいし、思ってることがあるなら溜め込まないで吐き出しちゃえばいい。
仲間やメンバーの前に " 家族 " なんだから俺らは」

辰「そうだよ。俺らが大事な妹手放すわけねえだろ〜？(笑)ったく、誤解すんなよな〜！(笑) 」

照「何年一緒に活動してると思ってんの。お前の考えてることくらい分かるから」

翔「 ... お前にとって弟が3人できたって思えば少しは楽にならないかな、
もしくは旅の途中で仲間に加わった旅人 ... とか」

「 ... 相変わらずよく分からないこと言うよね翔太って、(笑) 」

翔「るっさ、まぁ、時間が解決してくれるよきっと。」

「 ... うん、」

思っていたことを吐き出してすっきりしたし康二がぶつかってきてくれたおかげで今があると思ってる。

きっと、これから末永く付き合っていく先輩相手に心の底からぶつかるのって勇気がいると思う。
私が想像してた何倍も凄いよ、康二も目黒もラウールも。

照「ほら、阿部も」

亮「 A ... ほんとにごめん、」

私の前に歩いてきて深々と頭を下げた阿部ちゃん

亮「理由があるにせよ、感情的になって女の子に手をあげるなんて男として、そもそも人として良くないことした ... ほんとにごめん」

「阿部ちゃん、顔 ... あげて」

恐る恐る顔をあげた阿部ちゃんのほっぺを軽く叩いた

「これでお愛顧ね。
私も言っちゃいけないこと言ったし、阿部ちゃんも色んなこと言った。
阿部ちゃんも私のほっぺ叩いたし私もいま阿部ちゃんのほっぺ叩いた。これでチャラ」

亮「 .... っ、」

「 .... おぉ、(笑) 」

泣きながら抱きついた阿部ちゃんの背中を擦りながらメンバー " 8人 " の顔を見たらすっきりした表情をしていたり笑顔だった。

私はこれからこのメンバーとやってく。そう決意できた瞬間だった

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