二人のわたなべ (ページ48)

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「 ... なに、

康二」

康「俺らはそう簡単に受け入れてもらえるなんて思いません ... SnowManさんにもファンの方にも、」

私の手を掴み俯きながらぽつりぽつり話し始める康二。

康「俺らもすごく悩みました、俺なんか上京せなあかんくて、(笑)
関西捨てた。とか確実デビュー出来るであろうSnowManに乗り換えた。とか色々言われる覚悟で来ました。
それでもせっかくの誘いやしこのチャンスにかけたかった ... 関西のみんなもいっておいで、頑張っといでって送り出してくれたから。俺はみんなと頑張りたいです」

「 .... 」

康「それに、目黒くんは掛け持ちでラウールもグループからの引き抜きで2人共きっとたくさん悩んで出した決断やと思うんです ... 俺は三人の中で最年長やから二人を守らんといけん ... っ、先輩やけど ... 、今から酷いこと言います、先に謝っときますごめんなさい ... っ」

そう言うと康二は大きく深呼吸して顔を上げた

康「 .... ふざけんな、っ！！俺らのこと舐めんといてください ... っ！！
俺らやって生半可な気持ちで皆さんの輪に入るわけないじゃないですか、Aちゃんの気持ちは痛いくらい分かります。
7人で色んな景色を見てきたから7人でだからこそ色んな壁を乗り越えられたから7人でデビューしたかったんですよね ... 」

「 .... っ、」

康二が言ってることは図星だった。

同じ歩幅で歩き、助け合い、手を取り合って困難を乗り越えてきたこの7人でデビューの夢叶えたかった

康「今すぐに認めてください、なんて言いません。
いや、正しくは言えません ... 。だけどいつか必ず皆さんの力になれるくらい成長して、僕たちを迎え入れてくれた恩返しします。後悔はさせません。

僕たちをSnowManに入れてください」

お願いしますと頭を下げた康二。そして後に続くようにラウールと目黒も頭を下げた

「 ... ずるいよそんなん」

ほんとずるい、

「認めない訳ないじゃん ... っ、
人生賭けてでもSnowManを選んでくれた康二と、掛け持ちしてでもSnowManに力を貸してくれる目黒。同世代のグループからこんな先輩、年上だらけのグループに来てくれたラウール、」

そんな後輩達を見捨てるほど、切り捨てるほど私は落ちぶれてないよ

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