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Aちゃんが出ていった後のレッスン室はいつもじゃ想像つかないくらい静かで佐久間くんですら呆然としてる
照 「 翔太 ... 」
翔 「 ごめん 」
岩本くんがしょっぴーに声をかけるがしょっぴーは俯いていて泣きそうになっているのが伝わってくる
辰 「 ... めめ 」
何も出来ず立ち尽くすしかなかった俺に声をかけてきたふっかさん。
蓮 「 ふっかさん ... 」
辰 「 めめ 、Aのことお願いしてもいい? 」
俺は頷き直ぐにレッスン室を飛び出した
. . .
蓮 「 Aちゃん ... っ! 」
「 ... っ!びっ 、くりした 、めめか 」
事務所の休憩スペースで三角座りして座ってたAちゃんの隣に座る
「 どうしたの? 」
蓮 「 んー?なんでもない 」
「 なによ(笑) 」
敢えてふっかさんに頼まれたなんて言わなかった
蓮 「 Aちゃんがさしょっぴー止めたのってなんか理由あんでしょ? 」
きっとAちゃんのことだから理由がなきゃ無理にでも止めるなんてしない。
最初は言うのを躊躇ってたみたいだけど少しして話だした。
「 翔太さ 、多分体調悪い 」
蓮 「 え? 」
え 、でもいつも通りに見えたけど 、
「 いつもしないようなミス連発してたし朝来た時からあんま輪に入ってこなかったしさっき薬飲んでんの見たの。だから気を付けて見てないとなって思ってたんだけど 、」
蓮 「 気付かなかった ... 」
「 ... 気付かないのなんて仕方ないよ。あいつこういう時に限って隠すの上手いし 」
ごめんね 、空気悪くしちゃって 。って悲しそうに笑うAちゃんを見てられなくて抱きしめた
「 め 、め ... ? 」
蓮 「 Aちゃんの言ってることは間違いじゃないと思う。 しょっぴーを否定する訳じゃなくて 、もし俺がAちゃんの立場でもきっと無理やり止めると思うから 」
「 、結局から回って喧嘩しちゃったけどね 〜 。(笑) 」
Aちゃんがしょっぴーを思って止めたことなんて分かってるよ俺は。
言い過ぎたって自覚してるなら大丈夫だよ。
蓮 「 Aちゃんの事だからさ 、しょっぴーの代わりなんていないんだよ。って言いたかったんでしょ? 」
「 ... ははっ 、バレてたかぁ 〜 。 」
泣きそうなのか俺の胸に顔を埋めるAちゃん。
今だけは優越感に浸らせて欲しい。
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作者名:こーひー | 作成日時:2022年2月1日 4時