49話 ページ16
A-side
船を奪ったり走ったりしてようやくハンター試験の会場であるザバン市にたどり着いた
人も店も多くとても栄えてる所だ
さて、確かハンター試験は定食屋に行くんだっけ?てか、会場が定食屋とか意味がわからん
けどヒソカももう着いてるみたいだし早く行こ
そう思いながら進んでいると
「そこの美人なお客さん、うちの店のアクセサリー見ていかないかい?」
「え?わたし?」
お店の人は明らかに私の目を見ながら頷いた
「えぇ、あなたみたいな人にうちのアクセサリーを身につけて欲しいわ」
お店には綺麗なピアスやネックレスがいっぱいで見てみたいという欲求に苛まれる
『うーん、それじゃあ少し見てみようかな』
ハンター試験までまだ少し時間あるし大丈夫かな
欲望に負けた私はしばらくザバン市を楽しむことにした
そして…
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普通に遅刻しそうです
『やばいやばい、ついお店の人と話しすぎた』
私はその店で買った稲妻の形をしたシルバーのピアスを身につけ急いで試験会場に走る
このピアス可愛くて一目惚れしちゃったんだよね、それが買えて良かったんだけどさ
大丈夫まだ時間あるしここから走れば間に合う…はず!!
それにしてもあのお姉さんの言ってたことほんとかなー
.
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あれはアクセサリーを売っていたお姉さんと話をしていた時
「そういえば私占いが得意なの、良ければ何か占いましょうか?」
『マジ!!私占いとか初めてなんだけど、やってやって!!』
「ふふっ、分かったわ」
そう言うとお姉さんは水晶玉を取り出してその水晶をじっと見る
「…へぇー、これは凄いわね」
『なになに??何が見えるの??』
お姉さんは真っ直ぐ私の目を見て言う
.
「…あなた近いうちに運命の人と出逢い、恋に落ちるわ」
.
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なーんて話をしてたけどほんとかなー?
私恋とか全然分からない感情なんだよなー
人に恋するってなんなんだろ
幻影旅団のみんなのことは大好きだけどそれは恋とはまた違うのかな?
そんなことを考えていたら試験会場である定食屋に着いていた
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作者名:Soyo | 作成日時:2020年3月23日 22時