【H×H】なくしたものは探しもの (ページ4)

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No.003 二人の少年ページ4

「ねぇ！君名前は何ていうの？」
声のした方を振り向くとツンツン頭をした黒髪の少年と銀髪で猫目の少年二人がいた
『Aだけど、君達は？』
「オレはゴン！」
「オレはキルア」
「Aって年いくつ？」
『14だよ』
「へー」
キルアは聞いてきた割に素っ気ない返事だった
「それでさっきの続きなんだけどゴンは何でハンターになりたいの？」
私への興味を失ったのかキルアの目はゴンの方へ向いていた
「オレは親父みたいなハンターになりたいんだ」
『親父さんってどんなハンターなの？』
私も会話に混ざる
「わからない！」
「お前それ変じゃん！」
キルアが声を上げて笑った
ゴンはそれを不思議そうにしていた

それからゴンは自分の親父さんのことや、カイトという人に出会い、ハンターを目指すようになったことなど、事細かに話してくれた
そんなゴンを私は羨ましく思った
「Aは何でハンターになりたいの？」
『私は……別に、何となくだよ』
「お前「出口だ！！」
キルアが私に何かを言いかけていたが誰かの声に遮られた
前を向くと薄暗い地下道に眩しい日差しが差し込んでいた
何時間も薄暗い場所にいたのでその光はよけいに眩しく感じた