神影家の特級様3【呪術廻戦】

126話 ページ34

『ｯ！！』






男は急に騒ぎ出したと思ったら部屋の中が真っ黒になった








五「っ！！どこ行った！！逃げんなｯ！！！」







くっそ！暗いせいで何も見えねぇ！



















？「また会おうねAくん」







『っ！！！』


















耳元で囁かれ瞬時に後ろを振り向くが暗くてよく見えない


そして次第に部屋は明るくなるが…







部屋にいたのは俺と悟の2人だけだった















「悟様！！」


「悟様！A様！大丈夫ですか！」












声がする方に視線を向けると五条家の人達がいた





五条家の次期当主だから何かあったら困ると思って神影家より五条家の方に助けを求めた





五条家の使用人は救急セットを持ってきて急いで手当をする










『俺はいいから先に悟を手当して』


五「はぁ！？Aの方が重症なのに何言ってんだよ！おい！命令だ！俺じゃなくてAを先に手当しろ！！」









俺よりこの先必要な悟を先に治療した方がいい




なのに悟は言うことを聞かない












『このくらい大丈夫だ、いいから早く』


五「俺はAに手当されたk『俺の手当だけじゃ不安』…」


五「…だったら、俺の家に帰ってから一緒に治療受ける」


『…はぁ…お前な……』








どんな理由を付けても譲らない悟

別に俺は大丈夫なのに……










五「…Aさ、自分のことはどうでもよくて他人のことばっかりだよな……俺はAも幸せに生きて欲しいのに」




『……』













悟は俺の幸せを願ってくれてた







初めてだ










俺の幸せを願ってれた人は

俺を心配してくれた人は









俺の事をこんなに思ってるのは悟だけだから









俺はお前を大切にしたい


















『…悟……俺は……他人もどうだっていいんだ』



















俺は



















『俺は悟以外どうでもいい。自分も他人も……悟さえ幸せでいれば俺はそれでいい』

















『……それが俺の生きる意義だから』





五「……A…。俺は俺以外とAに興味ない」















優しい声で悟は俺の名前を呼ぶ


そして手を伸ばし俺の頬に手を添えた
















五「なぁ、A。生きる意味がなかったら俺のために生きろ」











『意味……』










別に生きる意味がないとかそんなんじゃない





助けたいのは生きて欲しいのは悟







お前だけなんだ

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