122話 ページ30
『……俺が？』
？「そ、君が五条悟の代わりとして売られるんだ」
『…俺は五条悟のように顔が整ってる訳でもないし強くないけど？』
？「…鏡見たことないの？」
『馬鹿にしてんの？』
鏡なんて毎日見てるわ
どんだけ可哀想なやつだと思われてんの俺……
？「…余計にタチが悪いな」
『どういう意味？』
？「べっつにぃ〜」
男は顔を歪ませ不機嫌になる
…なんなんだこいつは
？「それでどうする？売られたとしてもこれからどんな人生があるか知らないけど絶対に幸せなんて来ないよ。あるのは地獄のみ」
『……そんなの最初っから決まってる』
『俺が五条悟の代わりになる』
なんでこんな決断をしたのかって聞かれても
答えは見つからない
俺もどうしたいのかわからない
けど、五条悟が助かる方法が…
五条悟がこれから生きていくためにはこの方法が良いと思った
何が正しいか知らない
だってそんなこと教わらなかったし
言われてもない
けど
この世界に居るべき人間は限られてる
俺はきっとあいつの居場所に立つことなんて出来ない
必要とされている人間が生きるべきだ
だから
五条悟が死ぬのなら何にも役に立たない俺が死のう
あいつは
まだ救うべき人間が沢山いるはずだから
『…結局俺は最初っから最後までお前に振り回されてばかりだった』
けど、五条悟にならいいかなって思ってしまった
早く元気になってさ
次いつ会えるか分からない
もしかしたら会えないかもしれない
けど別にいい
お前が笑って生きているのなら
俺はそれでいいんだ
？「……Aくん変わったね」
『…そうか？つーか…Aくん呼びやめろ気持ち悪い』
？「五条悟くん以外には全然懐かないくせに」
『…別に懐いてねぇよ』
？「……ふぅ〜ん？…ま、とりあえずこの服に着替えて」
『？なんだよこれ』
？「そんな汚い服で売れるわけないから早く綺麗なその服に着替えて」
『汚したのお前だけどな』
？「…ん、似合うね」
着せられたのは黒色のスーツだ
『…このチョーカー必要？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バナナプリン - 幼少期からのつながり設定めちゃ良いですね！！これから成長していくのも楽しみだし、キッズの絡みも微笑ましいし…🍌面白い作品ありがとうございます🍮更新いつもお疲れ様です🐝 (11月16日 0時) (
レス) @page27 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
可わ井(プロフ) - コメント失礼します…！1作目から一気に読んでしまいました…！！依存性のある作品で大好きです！！！かさ様の描写の表現の仕方も大好きで堪りません、、、これからも応援させていただきます！ご自愛くださいね...！ (10月23日 0時) (レス) @page14 id: 5f47de3946 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - てふまるさん» すみません、意見ありがとうございます！私も後々から強すぎたかもと少し反省してます…。何か対策考えときますね！評価ありがとうございます (10月5日 16時) (レス) id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - のんさん» すみません！ありがとうございます！見逃してました💦 (10月5日 16時) (レス) id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 初コメント失礼致します。こちらは二次創作ですし、おり//ふら立っておりますよ💦 低評価の原因等にもなりますので外してくださいね。面白いので自信持ってください！！ (10月5日 8時) (レス) id: f500b808b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かさ | 作成日時：2023年10月4日 1時
