神影家の特級様3【呪術廻戦】

105話 ページ13

『つーか、なんで俺？他にいるだろ』





女とか









五「…秘密」


『はぁあ？』







なんだそれ

もうこいつの相手するの嫌だ









『それになんで2人っきりになりたかったんだよ…』


五「あそこにいるよりAといたかったんだよ」


『へー、まあ俺も逃げ出したかったからいいけど』











こいつと2人っきりなのは嫌だけど















五「俺の名前、悟なんだけど」


『知ってる、さっき言ってただろ』


五「はぁ？じゃあ名前で呼べよ」


『…やだ』


五「はぁあ！？！なんでだよ！！」


『…』










なんでって言われても…仲良くする気ないし










五「……じゃあお前について教えろ」



『おれ？』



五「おう、Aのこと教えろ」




『…』









よく分からねぇ奴


こーいうタイプと関わったことがないからどう接すればいいか分からない











『…さっきからなんで俺の事なんだよ、他の奴でも良いだろ』



五「俺はAが良いんだよ」



『…変な奴』



五「俺のことも特別に(・・・)教えてやる」



『…興味ない』




五「俺はお前に興味あるんだよ、だから教えろ」




『……はぁ、分かった分かった』







きっと何言っても聞かないだろ

こうなったらこいつが満足するまで相手するか






どうせ飽きるだろ













『……』



















“特別に”














“俺はお前に興味ある”



















『…やっぱり苦手だ』




五「ん？なんか言ったか？」




『……いや…別に』




五「…よし、じゃあまず俺の名前を呼べ」




『…』







そんなに名前呼び気にするか？


でもコイツ最初っから俺のこと呼び捨てだったよな…









『…パスで』


五「はあぁ！？！……いつか呼ばせるからな！！」


『はいはい』


五「じゃ、好きな食べ物は？」


『特にない』


五「ふーん、そういえばAの術式って影とか操るやつ？」


『うん』


五「へー、あ、後A千里眼持ってるだろ」


『！…なんで分かった？』








俺が千里眼だと知っているのは神影家だけのはず…


オッサンが言ったか？









五「お前俺のこと知らねーの？」



『あー、オッサンが話してたけど興味なかったから聞いてなかった』



五「これからはちゃんと俺の話聞いとけよ」







なんでだよ







五「俺の眼は六眼なんだよ」

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