何回も君に8話 ページ17
潔side
このままだと俺は…
潔「…くっそッ!!!!!!!!」
全てが嫌になって全部投げ飛ばしたかった
力のままボールを蹴るがあやふやに蹴ったため入るわけが無かった
『何してんの?』
潔「…A?なんでここに、」
『21時前だから迎えに来たの』
潔「…俺はまだ練習するから帰ってくれ」
こんな情けないとこをAに見られたくなかった
潔「ッ…」
けど、それをAは許さなかった
『ふざけてんの?そんな目の下にクマなんて出来てご飯もろくに食べずに夜遅くに練習?世一がやるって言っても俺がそれ許さないから』
潔「…うるさい、いいから早く帰れよ」
分かっているそんなことでも、不安なんだ
その不安を怒りをどこに向けらばいいか分からなかった
だからつい、Aにぶつけてしまった
『…』
潔「?…ッ!?」
Aは俺のところに来て俺の胸ぐらを掴む
『休めって言ってんだよ、体調管理も出来ないくせにグチグチ言ってんじゃねぇよ』
潔「っ!でもッ!、」
『無理してやれば結果が出るわけ?んなわけないだろ、少し考えたらわかる話』
潔「けどっ!…練習しないとみんなに置いてかれる、俺には才能なんてない。俺はみんなよりもサッカーが下手くそなんだよ。…素人のやつにとやかく言われたくねぇよ」
『あ?誰か世一に下手くそって言ったわけ?誰そいつ?』
潔「誰もんな事言ってねぇよ…俺が思うだけだ。でも分かるだろ俺には無理だ、」
すると、Aは下を向く
『…わかんないよ、俺は世一が凄いってことしかわかんない。俺はさサッカーあんま知らないけど世一のサッカー好きだよ。…世一は絶対に“世界一のストライカー”になる。俺が保証する』
潔「ッ!!…なんで絶対って言い切れるんだよ」
Aのどこから来るか分からない自信に俺は戸惑う
“世界一のストライカー”に俺はなりたい
けど、俺は…俺はッ
『だって、世一だもん。行けるでしょ?』
潔「ッ…んだよそれ、」
Aは顔を上げ眩しい笑顔で自信に満ち溢れた顔で言う
その言葉は嘘でも俺の励ましへの言葉なんかじゃない
ちゃんと心の底からそう思ってくれてる
『…世一は自分を信じれなかったんじゃない?何もかもダメな時って自分を信じれなくなる。…大丈夫、俺は世一のこと信じてるから』
あぁ_______
…ほんとにお前は
いつも眩しい
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かさ(プロフ) - Light!!Clear!!さん» すみません!めちゃくちゃ忘れてました!ありがとうございます! (5月14日 22時) (レス) id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
Light!!Clear!!(プロフ) - オ/リフラたってますよ〜!めっちゃくちゃ作品です!更新頑張ってください\(*⌒0⌒)♪ (5月13日 22時) (レス) @page1 id: b456d54896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かさ | 作成日時:2023年5月13日 12時