水柱と炎柱と霞柱と情柱 2

心配する者　三人(炭治郎side) ページ10

〜炭治郎side〜



A姉さんが目覚めないまま3日経った



煉獄さんは、A姉さんが目覚めないかもしれないと



しのぶさんに言われた日から



ずっと、自分を責めているようだった



煉獄さんは肋骨、左腕脚を骨折という重症なのに



毎日姉さんの病室に足を運んでいる



でもそれは、煉獄さんだけに限らず



毎日いろんな人がお見舞いに来ていた



1日目は柱全員


2日目は、あまね様とくいな様、かなた様がいらっしゃった



どうやら姉さんは、くいな様、かなた様の遊び相手らしい



時々、時間が空いたとき遊んでいたと聞いた



炭「……姉さん、今日は善逸と伊之助と一緒に、姉さんのために花を摘んできたんだ。



まぁ、俺たちも重症だから、この蝶屋敷の中で摘んだんだけどね」



スゥスゥと眠る姉さんに、話しかける



摘んできたのは、赤、ピンク、白のコスモス



それを姉さんのベットの隣にある



花瓶に入れる



一緒に来た、善逸、伊之助はさっきからずっと何も話さない



すると



善「………なぁ、炭治郎」



善逸がゆっくりと口を開いた



「もう、このままAさんが目覚めなかったらどうしよう…


俺、Aさんがいなきゃ…俺……」



あぁ、そういえば善逸は姉さんに想いを寄せていたよな



炭「善逸…大丈夫だよ。きっと目覚める！


姉さんは強くて優しいから、俺たちを置いて行ったりしないよ」



善「っ……そう、だよな」



伊「＿＿＿っ！そうだぞ紋逸！！いつまでもめそめそしてんじゃねぇ！！」



そう言って、伊之助が善逸の頭に拳骨を落とす



ガゴン！



善「いっってぇわ！！この馬鹿猪！！


殴るんじゃねぇよ！！」



伊「あぁ！？お前がいつまでもめそめそしてんのが、悪いんだよ！！」



そういう伊之助も、ずっと悲しそうだったけどな…



炭「落ち着け二人とも！


ここは病室なんだから、静かにしろ！！」



すると



ガラッ



ア「あなた達、煩いです！ここは病室なんですから静かになさってください！！」



アオイちゃんが勢いよくドアを開けて言った



その後ろには、なほちゃん、きよちゃん、すみちゃん



三人とも、それぞれ手に



あんぱん、キャラメル、クッキーを持っている



炭「あ、ごめなさい…ほら、二人も謝るんだ」



善「すいません…」



伊「……すまん」



ア「まぁ、わかればいいんですよ」



アオイさんは、テキパキと部屋を軽く掃除しで出て行った




＿＿＿＿＿＿
文字数…

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