37.一番 ページ37
「…今日は、我が一番なら良いがな。」
ハスターは今日の子の世話をしたいが為に早く起きたらしく、直ぐにリビングに向かった。
リビングに入ると、ハスターが一番早く起きたらしく、薄暗いリビングに、朝日がカーテンの隙間から差し込んでいた。
「ふむ、この様子なら我が一番だな。」
ハスターは、嬉しそうに言った。
「今日は、本当に良い天気だな
…子と散歩にでも行くとするか。」
ハスターは今日一日、子と何をするか考えながら、右から順にカーテンを開け始めた。
「ハスター、お前が一番早く起きたのは初めてじゃなかったか？」
丁度カーテンを開け終えたところで、まだ眠そうなベインが、部屋の方から歩いてきた。
「まぁな。」
ハスターは軽く答えてから、「図書室に行ってくる」とベインに言って、図書室に向かって行った。
「…あ、訊くの忘れた。」
ベインは、「あ〜」と言いながら、自分の椅子に座った。
「おや、今日のお世話はベインですか。」
部屋の方から歩いてきた、寝起きとは思えないほど、シャキッとしたリッパーが、ベインに言った。
「あ？お世話？」
昨日の夜、誰よりも早く寝てしまったベインは、リッパーの言っている、『お世話』が全く持ってわからなく、「なんのことだ？」と訊いた。
「そういえば、お世話のことはベインが寝た後に話していましたね…
お世話というのは、昨日ハスターが拾ってきた子を、一番早く起きたの人が、今日一日世話をするということです。」
リッパーがそう言うと、ベインは、「なら、子の世話すんのはハスターだぞ？さっき、図書室に行ってくると言ってた」と言った。
「おや、そうでしたか。」
リッパーは、「ハスターはこういう時は、早く起きるのですね」と内心思っていた。
「ベインにリッパー、起きるのが早いな。」
部屋の方から、いつも通りのレオが歩いてきた。
「おはようございます
今日の朝飯、何を作るのですか？」
リッパーはいつもなら、レオと白無常が朝と昼を作るが、白無常が遅く起きると思い、朝飯を作る手伝いをするらしい。
「いつも通りでいいだろう。」
レオはそう言いながら、キッチンに向かって行った。
リッパーはレオに、「子の朝飯はどうします？」と訊きながら、キッチンに向かって行った。
「…あ、また忘れた。」
ベインは、早く寝たのはわかったが、誰が運んだかわからなかった。
「何悩んでんだぁ？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
爆発バレル
ラッキーハンター
黒白無常 白無常
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みかみー - いつも楽しく読ませていただいています。11話の美智子がフォークやスプーンを使えるようになった時にリッパーやジョゼフは食べずに寝ていたとあるんですが、もしかして見ていたですかね？ (2019年6月23日 9時) (
レス) id: 6d48962261 (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 白無常と黒無常は同一人物だと思います (2019年3月16日 19時) (レス) id: 4b87c0ad36 (このIDを非表示/違反報告)
散り際(プロフ) - ぐうたら猫さん» コメントにもつながるが漢字で書けなかったので、平仮名で書きますね！ (2018年12月17日 20時) (レス) id: 3252a69c62 (このIDを非表示/違反報告)
散り際(プロフ) - ぐうたら猫さん» ご報告ありがとうございます！多分、変換で可笑しくなっているんだとは思います…(親の携帯からだと表示されなかったです) (2018年12月17日 20時) (レス) id: 3252a69c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - こんばんは。第４４話の冒頭付近も『繋がる』の部分が『・がる』になってました！ (2018年12月17日 20時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：散り際 | 作成日時：2018年10月15日 4時
