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Aside
向かった先は…
貴 ｢こんにちは。｣
｢いらっしゃい。Aちゃん。今日は何にする？｣
貴 ｢ダージリンティー。｣
私の行きつけのカフェ。
仲良しの店員さんの伊野尾慧くんがいる。
伊 ｢今日もサボり〜？｣
貴 ｢屋上暑くて、帰ってきちゃった。｣
伊 ｢授業出なくていいの？｣
貴 ｢OK。私天才だもん。｣
伊 ｢まーたそんなこと言って。はるかくんに怒られるよ？｣
慧くんはグチグチ言いながらも
いつも私に付き合ってくれる。
それが安心するというか落ち着くというか…
だから学校抜け出して来ちゃうんだよね。
伊 ｢学校嫌い？｣
貴 ｢嫌いじゃないよ。ただ怖いだけ。またあの時みたいにって考えるとそこに居られなくって…｣
伊 ｢はるかくんいるじゃん。｣
貴 ｢それは凄い心強いよ。でも、やっぱ怖いの。｣
伊 ｢まあ、ゆっくでいいんじゃない。心の傷は無理に修復するものじゃないからね。｣
去年あった事件。
慧くんはその詳細を知ってる数少ない人の1人。
学校に行くこともできなくなっていたあの時、
居場所を作ってくれたのが慧くん。
基本テキトーだし、のらりくらりしてるけど
私にとって頼れるもう1人のお兄ちゃん的存在。
貴 ｢きっと周りからは逃げてるって思われてるだろうけどね…いつまでもこんな感じで。｣
伊 ｢傷ついた気持ちは本人にしか分からない。だから自分のペースでいいの。周りは気にしない。｣
貴 ｢そうだよね…。ありがとう。｣
伊 ｢どういたしまして。ほら、冷めないうちに飲んで。｣
慧くんがいれてくれたダージリンティーは
とても美味しかった。ホッとする。
それから他愛もない話をして、気づけば夜になっていた。
貴 ｢そろそろ帰らないと。はるかに怒られちゃう。｣
伊 ｢だね。俺まだ仕事あるから気をつけてね。｣
貴 ｢うん。ごちそうさまでした。｣
伊 ｢はーい。またね。｣
スマホを見るとはるかからの大量の着信。
これはやばいと思って急ぎ足で家に向かった。
は ｢おい。｣
門をくぐると案の定、はるかが待ち伏せていた。
は ｢学校バックレて何してた。｣
貴 ｢はるかには関係ないよ。｣
スルーしようとしたら腕を掴まれそのまま壁へ。
これ今流行りの壁ドンってやつ？
…って、そうじゃない！！何この状況。
貴 ｢離して。｣
は ｢はぁ…、あんま心配させんな。｣
貴 ｢明日は早く帰るよ。｣
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腐女神だぜ☆(プロフ) - 面白いです。続きは無いのでしょうか。これからも良い作品作ってください。頑張ってください。応援してます。 (2019年7月1日 23時) (
レス) id: b63828eb3d (このIDを非表示/違反報告)
AYa(プロフ) - 兄こまシーズンとっくに終わってしまったのですが、続き待ってます。頑張って下さい！！ (2019年3月3日 16時) (レス) id: 2f4b18a3cd (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります。よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年6月29日 21時) (レス) id: 90b1b20ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませていただきました。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2018年6月17日 19時) (レス) id: 8cae488022 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！お兄かっこいいですよね！兄こま私も大好きです！ (2018年5月16日 23時) (レス) id: 90b1b20ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユラ | 作成日時：2018年4月12日 12時
