…三十六 ページ36
しかし、私たちの護衛についたのはシャオロンだけではなかった
「コネシマ先輩、Aさんを落としたら先輩の首も落としますからね」
「いや、物騒すぎるやろ！」
そう。ショッピ君だ
彼は引き続き、私を守ってくれるらしい
ただ、コネシマへの殺意が半端じゃないが…
…ん？先輩？
「ショッピ君。なぜコネシマのことを先輩と呼ぶんだ？」
「え？…あー、もしかして、あの人から聞いてないんすか？
俺と、Aさんは我々国の幹部として配属されることになったんすよ」
「おい。Aは幹部にする気は無いからな！」
「あ、そすか」
待て待て、私の知らないところで話が動きすぎている
まず、ショッピ君の話によると
私だけでなくショッピ君も幹部として我々国に来ることになっている
そして、それが出来るのは…先輩くらいだろう
私は先輩がスパイだったことに少し裏切られた悲しみを感じた
その様子を見たコネシマは、前を見たまま、呟くように言う
「…アイツのこと、悪く思わんでくれ
これを願ったのは俺やし、アイツは俺とAのことを思って嫌な役割を引き受けてくれた
アイツがおらんかったら、俺がこうしてAを奪還することも出来へんかったかもしれんのや」
私はコネシマの言葉を聞いて、下唇を緩くかんだ
先輩は、スパイという形でも、ずっと私達の恋を応援してくれていたのだ
少しでも、悲しみを覚えてしまった私が恥ずかしい
「アイツには、世話になったからな
帰ったら、アイツも幹部に出来ないかグルッペンととりあってみる
だから、安心してろ。今は何も考えなくてええんやぞ」
その言葉に、私はとても驚いた
色々と考えしまうこと、それは私も知らなかった癖だった
1種の心配性だ。しかも、私も知らなかったような分かりにくいもの
それを、彼はずっと昔から知っていたのだろう
それが、とても嬉しかった
「そうだな。今は考えるのをやめよう
コネシマ、今度は絶対に離さないでくれよ」
「おん。もう離したりなんてせぇへんよ」
絶対な、という言葉で、彼は力強く地面を蹴った
彼は大きな段差を飛び越えて、少しの浮遊感の後、地面へと着地する
そして、開けた場所に辿り着くと、そこには1台のヘリコプターが今すぐにでも飛べる状況で待っていた
コネシマは私を抱えたまま、そのヘリコプターへ乗り込む
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レイン(プロフ) - 満那乃さん» ありがとうございます！せ、先輩落ち…メンバーではないのでちょっと難しいですね（汗）ロボロは私の力量不足で書けないので、これに関しては本当に申し訳ないです…でも、エミさんとショッピくんに関しては、頑張れば書けるかもです！更新頑張りますね！！ (2018年7月14日 23時) (
レス) id: 61ce060edd (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 卯月さん» お待たせ致しました、コネシマです！流石にわかりきった展開でしたが、とても楽しんでいただけているようでなによりです。更新頑張ります！ (2018年7月10日 21時) (レス) id: 61ce060edd (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - ぎゃああああああ！！！え？絶対シッマだよね！？え？しんどい.....展開すこ.....来ると思ってたけど、鳥肌立ったわ.......あ、いきなりすいませ〜ん。続き楽しみに待ってます！！ (2018年7月10日 21時) (レス) id: e6c3e89a34 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - うたさん» ありがとうございます！言葉選びには結構こだわっているところもありますので、文章が綺麗と言っていただけたのはとても嬉しいです。更新頑張りますね！ (2018年7月8日 10時) (レス) id: 61ce060edd (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - こんばんは、初めてコメント失礼します。前々から作品を読ませて頂いているのですが、やはりとても文章が綺麗で引き込まれます...！これからも更新楽しみにお待ちしております！！ (2018年7月7日 23時) (レス) id: 8e60c95a83 (このIDを非表示/違反報告)
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