高校生活二十日目 ページ22
放課後
私と中也は職員室に向かい、矢っ張り演劇部は厭だと云いにいった
尾「ここまで来るとはのう…
判った。1日だけで良い
1日だけ、演劇部に来てくれんか?」
貴「厭です」(笑顔)
尾「来ないなら、成績下げるぞ?」
貴「職権乱用…」
私はため息をついて中也を見た
中也も、諦めたらしい
貴「分かりましたよー…1日ですね」
私は初めて部活というものを体験することになった
ーーーーー
発声練習
外周
セリフを覚える
まぁ、なんと大変なことでしょう
貴「死ぬわボケェ!!!」
中「鍛えねぇからだろ」
動きたくないぞ
もう、動きたくないぞ
貴「中也ぁ、おんぶ」
中「歩け」
酷くね?え、酷くね?
中「嗚呼、手前には云ってなかったが
俺、明日から空手部入るから、手前とは帰れねぇ」
貴「は!?聞いてない!!」
中「云ってないからな」
私ひとりで帰るの!?やだよ!!
中「太宰のやつは、まだ部活入ってねぇだろ」
貴「今の状態で治と帰れなんて地獄よ」
なんなの、中也ったら
私をどうしたいの
中「それじゃあ、一人で帰れ」
貴「寂しくて死んじゃう」
中「じゃあ死ね」
駄目だ。どうやっても一緒に帰ってくれないわこれ
貴「じゃあ、私も何か部活に入ろうかな」
中「は?お前が?無理無理」
扱いひどくね?
貴「っていうかー、中也は空手部より似合ってる部活あるじゃん」
中「は?なんだよ」
貴「ちびっこファンクラブ」
中「あ゛ぁん??」
貴「冗談!冗談だってば!!!」
ヤダ怖い此奴
中「お前に似合う部活なんてねぇだろ
ポートマフィアでも仕事サボってたくらいの奴なんだからな」
貴「楽園だったね、ポートマフィアは」
中「そう思うのは手前くらいだ」
まぁ、私の異能がそれだけ良かったってことですねー
私は別にそう思わないけど
中「ま、頑張れよ」
貴「部活くらいすぐに入ってやるもんね!」
中「そりゃ、入るくらいならすぐ入れるだろ…」
呆れ果てた中也の後ろを私は痛む足に鞭を打って歩いた
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レイン(プロフ) - てぃーめいさん» あ!ホントですね!!教えていただきありがとうございます!!(>_<) (2016年9月25日 1時) (レス) id: 1609605f3b (このIDを非表示/違反報告)
てぃーめい(プロフ) - 谷崎さんの呼称は僕ですよ〜 (2016年9月25日 0時) (レス) id: 00aed15630 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 響(キョウ)さん» 中也は苦労人だけど可愛いですよね!身長でいじられる中也大好きなんです!!←更新頑張りまっす! (2016年8月27日 17時) (レス) id: 1609605f3b (このIDを非表示/違反報告)
響(キョウ)(プロフ) - めっちゃ…めっちゃ面白いですっ!!中也が可愛い…更新頑張ってください!!! (2016年8月27日 16時) (レス) id: fd11e57512 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ヒスイさん» 見て下さり、ありがとうございます((。´・ω・)。´_ _))ペコリ面白いと言っていただけて本当に嬉しいです!! (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1609605f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイン | 作成日時:2016年8月4日 19時