145話 ページ45
貴方「ナギさんの好きなものって何ですか?」
サイトに顔写真だけは物足りたいのでみんなの好きなものを乗せることにした。
ナギ「マイフェイバリットイズプリティガール、つまり、あなたです。マネージャー」
貴方「あの…サイトは他の人も見るのでもっと何かわかりやすいものありませんか?」
ナギ「ノーガール、ノーライフ、美しい女性が好きです。そしてすべての女性は美しい」
ダメだ…
何か…何かヒントはないのかな?
もっと載せても平気そうなものは…
貴方「あれ?」
彼が持ってるストラップはまさか…
貴方「そのストラップって『魔法少女まじかる★ここな』ですか?」
ナギ「OH、イエス!まじ★こな、世界で最も偉大な作品のひとつです!」
貴方「ナギさん、この作品知ってるんですか?」
アイドルの次にまじ★こなが大好きな私はその話に食いつく。
ナギ「マネージャーも?」
貴方「はい!大好きなんです!アニメを何度も見返して真似してたんです!」
ナギ「OH!とても素晴らしいコトです!」
まさかの共通点を見つけて話を弾ませる。
貴方「まさかナギさんがまじ★こなをご存じだったとは…しかも私が知らないような情報やグッズのことまで…布教ありがとうございます!」
ナギ「マネージャーなら何でも教えて差しあげマス」
貴方「お時間ありがとうございました」
次は…一織さんかな…
ーーーーーーーーーーーーー
一織「私の好きなものですか?」
貴方「はい!サイトに載せるためですので正直に教えてください」
一織「一言余計です」
彼はため息をつき続ける。
一織「そんなことよりも、今後のスケジュールとかは?」
貴方「あとで紡ねぇと2人で考えようかなと…」
一織「好きなものですか、サイトに載せるんですよね」
一織さんは真面目だから好きなものなんてすぐに出ると思うのに…
何に悩んでるのかな?
ナギさんほど苦戦することはないと思ったのに…
一織「じゃあ、クールでシャープなもの」
『じゃあ』って何?
一織「クールでシャープな文房具」
なんか誤魔化してるような…
貴方「本当に?」
一織「嘘なんかついてませんが…」
貴方「……っ」
無言の圧が…すごい…
なんかこれ以上聞いちゃいけない気もするけど…
貴方「人気が出たらファンの方からプレゼントしてもらえるんですよ」
一織「余計なことは心配しないで早くスケジュールを立てて、私をスーパースターにして、文房具の海に溺れさせてください至福の一時を楽しみに待ってますから」
続く (更新停止中)
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