第21話 第二ボタン ページ22
要「なぁ……」
あ「ん?」
要「これ、」
そう言って要が渡してきたものはボタンだった。
今結婚式のこと話してるのに、なんでボタン……?
あ「なぁに?これ」
要「それ、俺の高校の制服の上から二番目のボタン」
あ「第二ボタンってこと?」
要「そ、やるよ」
あ「あ、ありがと……//」
要「なんで照れてんだよ」
あ「別に照れてないもん」
誰にもあげなかったんだ……
あたし、残念だったんだよね。
離れちゃって、女の子には大切なビックイベント。
好きな男の子の第二ボタン貰えないなって。
要、それを分かってたのかな?
あ「でもなんでこれを?」
要「この前、指輪買いに行っただろ?そんときに思い出したんだ。
Aにあげてないなって」
そう、要は指輪は2人で選ぼうと言ってくれた。
だからこの前、指輪を買いに行ったのだ。
あ「そう……嬉しい、ありがとね要」
要「お前以外のやつにはあげないからな」
要は得意気に口元を緩めた。
あたしにくれた宝物。
それは、気持ちの詰まったこのボタン。
なんの変哲もないけれど、
あたしはこのボタンが宝物。
きっとあたしがおばあちゃんになっても。
君がおじいちゃんになっても。
この時のことは忘れない。
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ma-na - 本編も番外編も面白かったです。毎回ドキドキしました。 (2014年2月9日 20時) (レス) id: 73fbd87a5d (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - tsukki-さん» ありがとうございます!!かっこいくみえました?なら良かったですw要さんまた書きたいなぁ…と思いますw (2014年1月6日 23時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
tsukki-(プロフ) - 初めまして!すごいほのぼのしててよかったです!要、かっこいく見えました笑 (2014年1月6日 18時) (レス) id: 0da93e5b47 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - ありがとうございます! (2013年4月6日 18時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
ユミリン(プロフ) - 夏恋さん» いえいえ! 頑張ってください!応援してます♪ (2013年4月6日 18時) (レス) id: 5ea06cecf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏恋 | 作成日時:2013年3月26日 19時