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50話 ページ50

眩しく交差するステージ上のライト。

客席でファンが振るペンライト。

僕たちを呼ぶファンの声。

完璧なライブのはずだけど一つ足りてないものがある。

それは妹が客席にいないこと。

天「皆ー来てくれてありがとう!今夜は一緒に楽しもうね!」

観客1「きゃーー!」

観客2「天くーーん!!」

ファンの皆に笑顔で手を振り返す。

それも、罪悪感を胸に抱えながら……

あの時無理矢理でも龍の腕を振り払って探しにいってたらこんなに不安にはならなかったのかな?

僕は彼女の本来の姿を知っているからこそ大切にしてきたんだ。

ーーーー僕と陸が5歳の頃ーーーー
陸『天にぃ、早く』

天『陸、はしゃがないの、また発作起きちゃうよ?』

陸『あっ、ごめんなさい』

僕と陸は双子の兄弟だった。

二卵性双生児だからあまり似てないけど……

そして、僕らが公園で遊んでいたときのこと。

砂場で二人で砂の山を作っていたときのことだった。

不意に子供の泣き声が聞こえてきた。

陸『あれ?天にぃ泣き声が聞こえる』

天『陸、静かにね』

そっと耳を澄ましていると目に留まったのはドーム型の遊具。

そっと中を覗くと籠の中に女の子の赤ちゃんが入れられていた。

その赤ちゃんは泣いているけど泣き声に元気がない。

天『陸、母さんたちに急いで連絡して』

ーーーーーーーーーーーーーー
天「まだまだ盛り上がっていくよ、皆も一緒に!3.2.1!」

昔のことを思い出しながらライブ会場で踊って歌い続けていた。

それが僕の彼女を甘やかしている理由の一つなんだから。

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プーさん大好き(プロフ) - なつめみくさん» できるだけこの兄妹にはギクシャクしてほしくないし例え違うアイドルグループのマネージャーでも変な空気にならないように作っていくつもりです。 (10月5日 23時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - ああ無理だ。尊すぎる。天の妹になりたかった人生だった。 (10月5日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます。頑張りますね (2019年10月14日 12時) (レス) id: ba8d1d4dd2 (このIDを非表示/違反報告)
臨希 - プーさん大好きさん» もちろんです!!更新頑張ってください! (2019年10月12日 16時) (レス) id: 9583257278 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます!!これからも応援お願いします (2019年10月12日 13時) (レス) id: 478a4b9b62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  | 作成日時:2019年4月22日 21時

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