小悪魔の妹は皆さんから愛されているようで

41話 ページ41

そのまま待っててくれって楽さんに言われたけど何に気づいたのかな?

しばらくすると家の前に車の止まる音がした。

ピンポーン……

私はモニターを見て驚いてしまった。

そこに写っているのは会いたくてたまらなかった天にぃの顔だった。

優しく微笑みながら口が開いた。

天「約束通り今度は僕から会いに来たよ……嬉しい?」

貴方「…………」

天「A?」

貴方「嬉しいよ、すごく…………」

泣きたくなったのを押さえてモニターを消してから家のドアを開けた。

目の前には天にぃの姿。

優しく微笑んでくれる彼。

貴方「そういえば、仕事は大丈夫なの?」

天「もちろん、君を迎えに来たんだから」

貴方「迎えにって……?」

天「とにかく…………こっちへ」

家の前の方を見ると見覚えある車。

っていうことは、後ろの席に乗ってるのって…まさかとは思うけど……

そう思ってると後部座席の窓が開いて顔を覗かせたのは

楽「よっ、久しぶり」

龍「元気?」

貴方「楽さんに十さん!お二人もいらしていたのですか?」

楽「お前の大好きな『天にぃ』の頼みでな」

龍「そうそう、また天からのお願いがあるんだって、聞いてあげて」

普段より少し短いです。

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