29話 ページ29
結城「もう一度言ってやろうか?」
彼はそう言うと私を抱き寄せて耳元で囁いた。
結城「俺の女になっておけよ」
聞き間違いじゃなかったんだ。
やっぱり、この人は天にぃたちのことなんてどうとも思ってなかったんだ。
雨なのをいいことに私と二人きりになるチャンスを狙ってたんだ。
そんなことにも気づけないなんて……
私もバカなんだな。
兎に角、今は怖いとしか思わない。
よし、逃げよう!！
洋館の扉を開けようとすると鍵が掛かってるらしく開かなかった。
貴方「う、嘘でしょ!」
早く逃げないと結城さんがこっちに来てる。
結城「なんで逃げるんだよ、悪くないだろ?」
貴方「わ、わた、しは」
もう、こんなの嫌だ。
助けて、楽さん、十さん、陸にぃ。
助けて、天にぃ!！
パシッ!
手首を捕まれてドアに押し付けられた。
結城「これなら逃げられないよな?」
そう言って、耳を舐めてきた。
貴方「ふぁ」
嫌、怖いよ。
天にぃ……天にぃ!！
ドンドンドン!
貴方「!！」
結城「静かにしてろ」
結城さんに口を押さえられて、私は必死にその手をどかそうとした。
大人の男の人の力に敵うはずもないけど。
？「誰かいる?」
この声って、まさか………天にぃ?
ガチャガチャ……
？「天、開かないぞ!」
？「ずいぶん古いし二人ともちょっと下がってろ、てやっ!」
バキッ!！
？「A!」
天にぃ………来てくれたんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 308人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プーさん大好き(プロフ) - なつめみくさん» できるだけこの兄妹にはギクシャクしてほしくないし例え違うアイドルグループのマネージャーでも変な空気にならないように作っていくつもりです。 (10月5日 23時) (
レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - ああ無理だ。尊すぎる。天の妹になりたかった人生だった。 (10月5日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます。頑張りますね (2019年10月14日 12時) (レス) id: ba8d1d4dd2 (このIDを非表示/違反報告)
臨希 - プーさん大好きさん» もちろんです！！更新頑張ってください！ (2019年10月12日 16時) (レス) id: 9583257278 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます!!これからも応援お願いします (2019年10月12日 13時) (レス) id: 478a4b9b62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：プーさん大好き | 作成日時：2019年4月22日 21時
