28話 ページ28
中を手探り出歩いているとスイッチみたいなものがあり押してみた。
すると、中が次第に明るくなった。
結城「お化けとか出てきそうだな」
貴方「お、お化け!?」
結城「何、怖いの?」
貴方「そういうの、昔から苦手で」
そう言って彼を見ると、足元とかが濡れていた。
持っていたタオルで拭いていると彼が軽くこっちに気づいた。
結城「何してるの?吹いてくれてる…の」
貴方「風邪引いたら大変だから…結城さん?」
結城「君を先に拭いたら?髪の毛とかびしょびしょだし、そのドレスもちょっと透けてるから」
改めて自分を見て恥ずかしくなった。
ドレスから下着が透けていた。
貴方「すみません、確かにちょっと寒いなとは思ってて……くしゅん」
思わずブルッと身震いをしていると結城さんが私の肩に衣装のマントを掛けてくれた。
結城「羽織ってて、寒いしそれなら衣装が透けてるの見なくて済むし」
なんだか怒ってるのかな?
私が全然子供だから。
貴方「結城さん、優しいんですね」
外を見ていた彼にそう声を掛けた。
貴方「私みたいな子供にも気をかけてくれるなんて、嬉しいですけど……」
結城「違う、自分のことを『なんか』なんて言うなよ」
そう言って彼は私を思い切り抱き締め至近距離で見つめあった。
結城「十分魅力があるよ、他の子供とは違う、何かがな、九条の妹ってところが気に食わないけどな、今だけでいいから俺の女になっておけよ」
……この人今、何て言ったの?
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プーさん大好き(プロフ) - なつめみくさん» できるだけこの兄妹にはギクシャクしてほしくないし例え違うアイドルグループのマネージャーでも変な空気にならないように作っていくつもりです。 (10月5日 23時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - ああ無理だ。尊すぎる。天の妹になりたかった人生だった。 (10月5日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます。頑張りますね (2019年10月14日 12時) (レス) id: ba8d1d4dd2 (このIDを非表示/違反報告)
臨希 - プーさん大好きさん» もちろんです!!更新頑張ってください! (2019年10月12日 16時) (レス) id: 9583257278 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - 臨希さん» ありがとうございます!!これからも応援お願いします (2019年10月12日 13時) (レス) id: 478a4b9b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プーさん大好き | 作成日時:2019年4月22日 21時