共依存のふたり (ページ1)

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【お前の顔は好きだけどさ～つまらねぇよ】

【顔が良いから付き合ったんだから感謝しろよ】

またあの日の元カレの言葉が脳内に響く
入学式が終わってから1週間経ったある日の放課後に
1人の男子生徒に呼び出されて教室で告白をされて
付き合うこととなった

人生初の告白で私は舞い上がってただ嬉しい気持ちで
いっぱいだった
「よろしくお願いします！」と返事をした
最初は彼も優しくて素敵な人だった
朝家まで迎えに来てくれて学校まで一緒に登校をしたりお昼ご飯も2人で食べた
デートだってたくさんした

なのに……………
私は聞きたくないことを聞いてしまった
たまたま空き教室に先生に頼まれた資料を置きに行ったとき聞き覚えのある声が空き教室から聞こえて来た

生徒A『そー言えばお前篠宮さんと付き合ってんだろ？』
生徒B『まじ可愛いよなーー！！ずりーぞ！』
元カレ『いやー顔は良いよ？ただ一緒にいてもつまんねー』

あははははははっ！！

笑い声と共に聞こえて来た言葉が全部心に刺さった
痛くて痛くて苦しくて私はそのまま立ち去った
暫くして元カレとは別れて私は学校に通えなくなった

朝になるのが凄く怖くなってしまった
ずっとあの時の悪夢が頭から消えないから
目覚めるといつも泣いていた