＊.__３__.＊ ページ4
＊.
もう終わりだ…
そう思った次の瞬間、
ドアが開いて目の前には風磨が立っていた
菊池「…二人して何してんの……」
懐中電灯を片手に持ってたたずむ風磨を見て
安心で力がふっと抜けていった
中島「なっ、何で!?開かないはずだろ！」
菊池「開かないから警備員に頼んで開けてもらったんだけど。」
菊池「中島、こんな卑怯な事してまでコイツが欲しいわけ？」
風磨はため息混じりに悪いけど、と呟いて
菊池「コイツはね、俺の事しか興味無いと思うからさ」
そう言うと少し照れくさそうに、でもしっかりと
菊池「こいつにはもう近付くな。今度近付いたら……」
菊池「ソッコーでクビにすっからな！！」
健人くんの胸ぐらを掴んでそう言う風磨。
彼氏ではないけれどカッコイイと思ってしまう
その後、風磨は縛られていた紐などをほどいて
優しく「立てるか？」と声を掛けてくれた
A『ふ、風磨……！』
帰り道で私の少し前を歩く風磨。
くるっと風磨が振り返ると
A『その……ごめんね、私のせいで、、』
そう言うと風磨は「何言ってんだよ」と言い
風磨「お前が謝んな。悪いのは中島だろ」
A『違う、健人くんは悪くなくて、！』
A『健人くんはね、ちゃんと気持ちを伝えてくれたんだ』
風磨「あいつの事かばう気？酷い目にあったのに」
A『健人くんは良い人だから。』
A『健人くん言ってたんだ、』
"どんな手をつかってでも取ろうとした”
そんなに私の事を思ってくれてたなんて思わなかったし
逆に悪い事しちゃったな……。
A『気付かなかった私が悪いの、』
A『ちょっとした罰なのかなとも思うんだ』
菊池「言ってなかったけどさ、」
「 俺も中島と同じだから分かるな、気持ちが。 」
A『……え？……』
一瞬、時が止まったかと思った
真剣な表情の風磨。私から目を離さなかった
だけどすぐにいつも通りに戻り、ふはっと笑うと
菊池「なーんて、冗談だよ冗談！ほら、行くぞ」
A『う、うん…。』
私には風磨が分からない、
＊.
続く
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まつはぴ。(プロフ) - #なこさん» ありがとうございます！そう言って頂けると物凄く励みになります(*^^*)更新は遅くなってしまいますが必ず更新致しますので引き続き宜しく御願い致しますm(*_ _)m (2019年4月3日 20時) (
レス) id: 0b26915d7d (このIDを非表示/違反報告)
#なこ - 本当にこのお話大好きです！ お忙しいかとは思いますが、更新頑張ってください！ めっちゃ待ってます♪ (2019年4月2日 23時) (レス) id: 7a7d599785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつはぴ。 | 作成日時：2019年2月13日 21時
