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やっとのことでヘアメが終わると早速ライブが行われる会場へとほぼ強制的に向かわされた。よくわからないけれどライブにはペンラというものが必要らしい。
その存在すら知らなかった私はゆるに正気の沙汰じゃないだの何時代に生きてるのだの散々言われた。
…仕方ないじゃん、ライブなんて私の人生において全くと言っていいほど関わりがなかったんだから。
｢あと少しで司くんに会えるとかムリ…。同じ空間にいて同じ空気吸えるとかなんなのそれ最高｣
『待ってほんとに大丈夫なの？』
このKnightsを推してる人ってみんなこんな感じなのか？もはや騎士様というよりは神様って感じなんだけど。
｢待っててね司くん！！今回も神席当てたんだからファンサしてね！！｣
ここは外だということをすっかり忘れていたのか大声でそんなことを叫ばれて、周りの人たちに見られまくったのは最悪の思い出となることになった。
＊
『すっごい…』
開演５分前。
今回の席は所謂神席と呼ばれる場所らしい。確かにステージがものすごく近くてKnightsのメンバーの顔はモニターがなくても見えそうだ。
｢ペンラよし、うちわよし、服装その他諸々準備おっけー！！あとは始まるのを待つだけね！！｣
気合十分なゆると周りでキャッキャして互いの推しについて語り合うリスナーさんたち。なるほど、推しの話をすると知らない人とでもすぐに打ち解けられるのか。
…コミュ力高すぎ。
瞬間、照明が消えた。
待ってましたと言わんばかりに周りの人達たちは歓声を上げる。
そしてステージに照らし出されるスポットライトと5人の姿。
｢皆様こんにちは！今日はこのLIVEをenjoyしていってください！！｣
あぁそうか。
そりゃこんなに顔面偏差値高かったら人気が出るわけだ。
開始ほんの数秒で私はなぜみんながこんなにハマるのかを理解した。
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結 - 更新待ってます！頑張って下さい！ (2021年7月20日 19時) (
レス) id: de81aa094a (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - すごく面白いです！次の展開がめっちゃ気になります!!!更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月1日 9時) (レス) id: 03b3e3161b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - こんな夢小説をずっと求めてました！僭越ながらファンになってしまいました。。。これからも更新頑張ってください！陰ながら応援してます！ (2021年4月28日 23時) (レス) id: 6671007c39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2021年4月27日 20時
