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｢見つけた｣
『え、なにが？』
｢俺にとってのアガペー！！｣
そう嬉しそうに言うユーリ。見つかったのかそうか。
｢爺ちゃん！！｣
おじいちゃん大好きだもんなぁと思いながら
良かったね、と言う。
それから数日。
温泉onICE本番になった。私は最前列でおばあちゃんと見ていた。
(ユーリ焦っているなぁ。)
ユーリの演技はすごかった。ジャンプも成功してるし、綺麗だったけどまだ感情が乗っていない。お父さんのスケートを間近で見てきた私は割とスケートにこだわるタイプだった。遺伝か。そんな私の直感がこれから伸びる、そう言っていた。
ユーリの演技が終了し、次は勇利くん。
最近話してなかったし、どうなんだろうと思いながら見る。
(なんか…色気がやばい。)
まるで別人のような勇利くんに驚きが隠せなかった。なんかほわほわしてる勇利くんはどこに行った、そう思った。
結果はなんとなくもう分かってしまった。
(ユーリなら絶対途中で帰るなこれ。)
どうしようかと悩んでいるとおばあちゃんに
｢行ってらっしゃい。｣
『！行ってきます！！』
そう言って私は荷物を持って移動をした。
少し駆け足で行くとユーリの後姿が見えた。
『ユーリ！！』
そう叫ぶと驚いたようにこちらを振り返った。
｢は？え、何でお前…てかその荷物｣
『約束忘れてるでしょ』
｢…あ｣
“ユーリが負けたら私のお願いを聞いてね？”
思い出した様子の彼にため息をこぼす。そして少しずつユーリに近づく。
『といっても、まだ何お願いするか決めてないし。』
『だから、私もロシアに帰る。』
｢え｣
ユーリは口を開けてもポカーンとしている。そして我に返ったようにでも俺勝ってねえ！！と叫んだ。
『別に勝ったら一緒に帰るとは言ったけど、負けたら帰らないとは言ってない。』
｢そうだけど、｣
『それに、半年ユーリに会えなくて私だってさみしかった。』
そう言うとユーリは照れた様に顔を真っ赤にした。
｢次は絶対勝つ。｣
そう呟いた彼に私はうん、といってユーリの手をひいた。
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花帆 - 初めまして、初ユーリ夢を読ませて頂きました！素直なユーリ可愛いです(*´ω｀*)夏祭りも面白かったです♪また番外編あったら読んでみたいです！ (2018年8月6日 2時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - にんにくさん» おおお！！良かったです(*´ω`*) これからもにやにやしながら見ていただけたら嬉しいです！笑笑 (2017年8月26日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
にんにく - イチャイチャめっさしてますね！にやにやが止まりません。 (2017年8月26日 16時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 愛夢さん» ほんとですか！！ありがとうございます！！！頑張ります！ (2017年8月25日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - めっちゃいいですね！続き楽しみにしています！ (2017年8月24日 9時) (レス) id: 35a9216cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2017年3月29日 14時
