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ショートプログラムは着々と進んでいき、私はユーリと一緒に準備をしていた。
『ユーリって髪の毛さらさらだよね』
いいなぁ、と言いながらユーリの髪の毛をさわる。さらさらだしつやつやだし羨ましい。
｢…｣
さっきからユーリの様子がおかしい。ヤコフさんたちにおじいちゃんが来ないと連絡を受けてからだ。
(やっぱ見に来て欲しかったのかな。)
おじいちゃんを思いながら滑るわけだし、それにここはロシア。ユーリからしたら絶対金メダルを取りたいだろう。
勇利くんの番になったので私たちも移動をする。
勇利くんのエロスはすごくのびたと思う。結局ノーミスで終えた。
次はユーリか。
｢どけ、豚｣
｢こ...これがユリオのまじアガペー｣
｢｢いいよね！！｣｣
『でしょ！！！』
ドヤ顔をしてるとユーリに頭を叩かれた。痛くないけど、ひどい。最近私の扱い雑だなぁ。
ヤコフさんとリリアさんがユーリに話しかけてるけどユーリの顔は険しくなっていく。
(…緊張してる？)
『ユーリ』
そう言ってユーリの手をとる。指先が冷えていた。やっぱ緊張してるのか、なんて呑気なことを考えているとユーリがハッと我に返った。そして私から視線をずらし、私もつられて見ると
ヴィクトルが勇利くんのスケートシューズにキスをしていた。
(リア充かよ)
｢ユリオー！ダバーイ！！｣
｢ユリオーがんばー！！｣
こちらに気づいた勇利くんが応援をする。そしてヴィクトルも。うん、それ多分ユーリイラッとするだけだから。
ユーリの顔をみるとなんかもうとりあえず怖かったです。落ち着かせなきゃ、と思い久々に私からユーリを抱きしめた。後ろからWow!積極的だね！！とかなんとか聞こえてきたけど無視。
｢なっ！？｣
『頑張れ』
｢…おう｣
ユーリのスケートが始まってすぐJJが来た。そして私に猫耳カチューシャを渡してきた。
｢君達付き合ってるのかい？｣
『ううん。ごめんね、今ユーリのスケート見なきゃだからまたあとで話そう。』
そう言って話を終了させる。ユーリの方を見ると一瞬目が合った気がした。
ユーリの今日のアガペーはやっぱり心が乱れてるな、そう思った。ユーリのスケートは大好きだからどんなのでも好きだけどね。
手に持っていたカチューシャを付ける。
(頑張れユーリ)
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花帆 - 初めまして、初ユーリ夢を読ませて頂きました！素直なユーリ可愛いです(*´ω｀*)夏祭りも面白かったです♪また番外編あったら読んでみたいです！ (2018年8月6日 2時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - にんにくさん» おおお！！良かったです(*´ω`*) これからもにやにやしながら見ていただけたら嬉しいです！笑笑 (2017年8月26日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
にんにく - イチャイチャめっさしてますね！にやにやが止まりません。 (2017年8月26日 16時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 愛夢さん» ほんとですか！！ありがとうございます！！！頑張ります！ (2017年8月25日 23時) (レス) id: 3869eaed62 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - めっちゃいいですね！続き楽しみにしています！ (2017年8月24日 9時) (レス) id: 35a9216cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2017年3月29日 14時
