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気まずいまま、FS。言いすぎたかなぁ、と反省をする。だって、2人で仲良く隠し事とか。言い方がなんか傷ついた。
FSは順調に進んでいく。JJもファンの方に応援されながら頑張っていた。勇利くんも、FSの歴代最高記録を更新したようだ。SPもFSもヴィクトルは記録を超えられている。どんな気持なんだろう。
最後は、ユーリ。
ユーリのFSは情熱的で、でもどこか落ち着いている、力強い滑りだった。かっこいい、そう思った。
滑り終わったユーリはその場で泣き崩れた。今すぐに走って彼の元へ行きたいけど、行けない。すごくもどかしい。
見つけてしまったのだ。皆のスケートを見てる時、綺麗な色の髪をしたミラさんを。
私が行くより、彼の努力を知ってるミラさんの方がふさわしい。本音をいうと、私が行きたい。でも…。
結果は0.12差でユーリの優勝。
おめでとう、とLINEをしそのまま空港へ向かう。会場を出たところで声をかけられた。
｢あなたがAちゃん？｣
｢…ミラさん｣
｢私のこと知ってるの？ありがとう｣
笑顔の素敵な人だった。私に何のようだろうか。
｢ユーリの所へは行かないのね｣
｢はい。もう帰ります。ミラさんは行かないんですか？｣
｢えぇ。ユーリが待ってるのは私じゃないし｣
｢…ミラさんは、ユーリの事どう思ってますか？｣
｢多分Aちゃんは勘違いしてると思うんだけど。ユーリは私のリンクメイト。それ以上でもそれ以下でもない。｣
｢ユーリがミラさんをどう思ってるかは、わからないでしょう？｣
はぁ、とため息をこぼすミラさん。
｢Aちゃんはユーリのことが好きなんでしょ？ユーリがなんて言おうとその事実は変わらないんだから。もっと自分に自信を持ちなさいよ。｣
｢…｣
｢ユーリは今Aちゃんの事探してると思うから、早く行ったらどう？｣
｢…ありがとう、ございます｣
ミラさんにお礼を言い、道を引き返す。ユーリが私を本当に探してるのかは分からないけど、帰る前にちゃんと伝えなくちゃ。
(ユーリもAちゃんも相手のこと考えすぎなんだから。まったく。)
(ちゃんと謝って、それで好きって伝えて、ええと)
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花帆 - 一気に読ませて頂きました！ロシア語での告白良かったです(*´ω｀*)番外編もぜひ読みたいです♪夢主さんがユートピアかつきに泊まりに来て、そこにユーリもいる…みたいな。甘ければ何でもうれしいですが(笑) (2018年8月6日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - みずあいすさん» ありがとうございます！低評価は悲しいですよね、でも、自分で作ったものを面白いって言ってくれる人ができるように頑張ろうって思うようにしてます！！お互い頑張りましょうね！ (2015年11月8日 18時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - こんにちは。見に来てみました…(*≧∀≦*)。やはり低評価はどこにでも存在するんですね…なんか悲しいです。これからも頑張ってくださいね!!! (2015年11月8日 18時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2015年10月22日 0時
