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｢あ、また来てくれたの？｣
ガラガラッと入って来たのはユーリ君だった。
｢おう｣
｢いらっしゃい、ユーリ君。｣
心なしか、昨日より雰囲気が柔らかくなった気がする。初対面だったし、やっぱ警戒とかしてたのかな。
｢箸使えるようになるの早いね｣
昨日は全然だったのに、と思いながら言うとギクッと反応した。なんか隠してるのかな。少し頬を赤くして目をそらしているユーリ君に対し、なんとなく理由が気になった。
｢ユリオ！やっぱりここかぁ！！｣
そう言って入って来たのは勇利くん。その後からヴィクトルさんも来た。
｢いらっしゃい。…やっぱりって？｣
｢ユリオってば昨日ここで食べた後からずっと箸の練習してたんだよー｣
そうへらり、と笑ってヴィクトルさんが教えてくれた。
｢ユリオ恥ずかしかったの？｣
｢うっせぇ、カツ丼｣
｢カツ丼…｣
ふふ、と笑いがこぼれた。勇利くんカツ丼なのね。
バチッとユーリ君と目が合う。さっきまで逸らされてたからなぁ。逸らす理由もなかったから見つめる。ユーリ君はボケーっとした後、我に返ったようにぷいっと目を逸らした。
｢そう言えば、ユーリ君とヴィクトルさんって結局勇利くんとどういう関係なの？｣
｢呼び捨てでいいよ、俺は勇利のコーチ。｣
｢ヴィクトルもユリオもスケートの選手だよ｣
｢へぇー、だからテレビに出てるのか。｣
｢そうだ！Aも今度の温泉onICE見においでよ｣
｢お店があるから、というか温泉onICE？｣
どうやら勇利君とユーリ君がヴィクトルをかけて勝負をするらしい。勇利君が勝てば、ヴィクトル日本に残り、ユーリ君が勝てばロシアに帰るそうだ。
｢てことは、ユーリ君はどっちにせよロシアに帰るんだ｣
｢まあな｣
うどんを食べながらそういう彼。
(どうしたのA、さみしい？)
(まぁ、こんな美味しそうにうどんを食べてくれるお客さんが減っちゃうのは嫌だからね)
(良かったね、ユリオ)
(あ？)
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花帆 - 一気に読ませて頂きました！ロシア語での告白良かったです(*´ω｀*)番外編もぜひ読みたいです♪夢主さんがユートピアかつきに泊まりに来て、そこにユーリもいる…みたいな。甘ければ何でもうれしいですが(笑) (2018年8月6日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - みずあいすさん» ありがとうございます！低評価は悲しいですよね、でも、自分で作ったものを面白いって言ってくれる人ができるように頑張ろうって思うようにしてます！！お互い頑張りましょうね！ (2015年11月8日 18時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - こんにちは。見に来てみました…(*≧∀≦*)。やはり低評価はどこにでも存在するんですね…なんか悲しいです。これからも頑張ってくださいね!!! (2015年11月8日 18時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2015年10月22日 0時
