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「いらっしゃい…あれ?勇利くん?」
「あ、Aちゃん。久しぶり」
そう言ってへにゃりと笑う勇利くん。
小さい頃からよくこの両親が経営してるうどん屋に来ていた。
何年か会わないうちにとても大人びた彼の後には外人が2人。
観光に来た外人のために英語はすごく勉強したから、問題は特にないのだけれど、勇利くんとどういう繋がりなのだろうか。
「Wow!素敵なお店だね!」
「チッ」
「あー、えっと注文お願いします」
「勇利くん、その人たち…」
「ヴィクトルとユーリっていうんだけど…」
Aちゃん見たことない?と聞かれる。
私は外人に友達なんていないよ、でもTVで見たことあるような気もする
「うーん、まぁ何でもいいけどね!」
注文を聞き、両親に伝える。
「お待たせしましたー」
目を輝かせる外人2人。ヴィクトルと、ユーリ。
呼び捨てはまずいか。ヴィクトルさんとユーリ君?なんとなく、年近そうだし。
ユーリ君ははしにまだ慣れていないのかうどんを食べるのが大変そうだった。
ガタッと隣に座り、ユーリ君からうどんを取る。そしてお箸で食べやすいくらいの量を取る。
「はい。」
「…は?」
なんだこいつ、という目で見てくるユーリくん。
箸を使えない外人にはよくやっていることだ。
「口開けて」
「自分で食える」
なかなか食べようとしないユーリ君に少し反抗するつもりで口に無理やり突っ込む。
ユーリ君は不満げだったが、もぐもぐと食べてくれた。
「…うまい」
ムスッとしながらもそう呟いたユーリ君。彼もちゃんと英語で話してくれるので良かった。先程勇利くんに聞いたが2人はロシアの人らしい。
「でしょ?」
そう微笑んで、そのまま残りを食べさせる。
(いい雰囲気だね、ユリオにも春かぁ)
(Aちゃんモテるからユリオも頑張らないとね)
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花帆 - 一気に読ませて頂きました!ロシア語での告白良かったです(*´ω`*)番外編もぜひ読みたいです♪夢主さんがユートピアかつきに泊まりに来て、そこにユーリもいる…みたいな。甘ければ何でもうれしいですが(笑) (2018年8月6日 3時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん(プロフ) - みずあいすさん» ありがとうございます!低評価は悲しいですよね、でも、自分で作ったものを面白いって言ってくれる人ができるように頑張ろうって思うようにしてます!!お互い頑張りましょうね! (2015年11月8日 18時) (レス) id: 3a7d5177e3 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - こんにちは。見に来てみました…(*≧∀≦*)。やはり低評価はどこにでも存在するんですね…なんか悲しいです。これからも頑張ってくださいね!!! (2015年11月8日 18時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚 | 作成日時:2015年10月22日 0時