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｢触りすぎ注意やねんけど？｣
一瞬なんのことだか分からなかった。
｢……っ！！｣
それは、照史くんが私の後ろからのんちゃんをはらい避けてくれたみたいだった。
バックハグされたみたいでドキッとしてしまう。
｢…………っ、、照史くん｣
｢小瀧〜、俺の彼女やってこと忘れてんのか？｣
｢……あ！照史くんいたんすね？！笑
分かりませんでした！笑笑｣
｢………っ、、｣
照史くん、もしかして嫉妬してくれたのか。
｢ってか何しにここに来たん。｣
｢いや〜、すいません！笑笑
昨日、色々あってAに酷い態度とっちゃったんで謝りに来たんですよ。｣
｢………っ、｣
｢……っ、、｣
そうのんちゃんが言うと照史くんは一瞬こちらをチラッと見た。
もしかして照史くん勘が鋭いから昨日泣いてたこと怪しまれてるのか。
やましいことはひとつもないのに。
だってのんちゃんには彼女が
｢一応夜道を女の子1人で帰らせちゃったんで、｣
｢へー。めっちゃ紳士的やな、笑｣
照史くん、もしかして少し怒ってくれてる？
｢………のんちゃん、、あ、ありがとう｣
｢…いいよ。こちらこそごめんな。｣
｢……………っ、、｣
｢いやー、昨日姉が来なかったら良かったんすけどね。｣
｢……え？｣
｢あ、言ってなかったか！
俺、昨日急にうちのねぇちゃんが来るって言ってきて
姉ちゃん厳しいんすよ。女関係とかもろもろ。
断ったらめっちゃ怒るし
てか俺のこと大好きなんすよね〜笑｣
｢………っ、、｣
｢…あは、笑、、、｣
｢……お姉ちゃん、、、｣
もしかして、昨日私の横を通り過ぎた綺麗な女の人は、のんちゃんのお姉さんって事なのか。
沖縄にいた時は会ってたけど変わりすぎてて分からなかった。
そして私はまた少し、ホッとしてしまう。
｢だからごめんね？
また今度来てよ。｣
｢……………っ、、｣
｢………うん｣
｢…行かんでええわ！小瀧の家なんか、、｣
｢…え？｣
｢え？｣
｢…………っ、、
いや、そのー、、小瀧の家なんか怪しそうやん？｣
｢…………ああ、｣
｢何言ってるんすか！怪しくないですよー！笑
てか照史くん、もしかしてヤキモチやいてます？｣
｢はっ笑。
バカだな〜！焼くわけないやろ。｣
｢えぇ〜？ほんとっすか〜？笑笑｣
｢何をふざけたこと言ってんねん！笑｣
｢……………っ、、｣
また私抜きの2人で盛り上がってる。
仲良くしてくれるのはいい事なんだけどさ
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作者名：また。 | 作成日時：2021年9月26日 1時
