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今ではすっかり心閉ざしたみたいに落ち着いてるけど。
笑ってるの見るのテレビ見てる時だけかも。
笑ってる彼を見るのが好きなのかって言われたらそうでも無いけど。
｢………ご飯できたよ。｣
｢…おう。ありがと。｣
こんな風に彼のために何かをしたらありがとうとか、ごめんなとかは言ってくれる。
私に冷たいと言うよりは彼自体、元気がないだけのような気がする。
だからそれでいい。
私を嫌いだったり、飽きたとかいう素振りは一切ないし
｢……いただきます。｣
｢……………いただきます｣
｢……っ、、美味しい？｣
｢……うん。上手い。｣
｢………んふ笑｣
｢………っ、、｣
《え〜、ダメだよ♡》
《いいじゃん。》
《ここ隣の部屋に声聞こえるんだもん、！》
《じゃあ静かにね？笑》
《しょーがないなぁ〜♡》
隣の部屋の声が静かな部屋に響く。
｢……また始まった。｣
｢相変わらず、元気やな〜。｣
隣からこういう会話が聞こえるのは日常茶飯事だ
何ヶ月か前に引っ越してきた女の子の部屋には
毎晩、彼氏がきていつものようにイチャつき始める。
｢……声抑えたらいいのにね。｣
｢たしかにな。｣
｢…………っ、、｣
最初は少し気まづかったが
これが毎日となるともう慣れたもんで私たちはなんの感情もわかない。
｢……………｣
｢…………っ、、｣
少し羨ましいと思ったことはある。
なんだか昔の私たちを見てるみたいで。
｢……っ、、えっ、笑、、何見てんの？、、笑｣
｢……っ、、｣
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作者名：また。 | 作成日時：2021年9月26日 1時
