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｢のんちゃんありがとね。わざわざ。｣
｢ねねね！A！｣
｢なに。｣
相変わらず人の話を聞かないところは変わってないんだね。
これもあれも全部顔がいいから許されてきたんだろう。
｢なんでこんなところ住んでんの？！｣
｢………こんなところって、、｣
｢Aそんなお金に困ってないやろ？なんで？！｣
｢…………っ、あんまりグイグイ来ないで。｣
照史くんとタイプが真逆過ぎて落ち着かない
私がそういうタイプ嫌いなの分かってて言ってるんだろうな。
｢………っ、、｣
｢…………っ、のんちゃんって、自分がイケメンなこと自覚してそういうことやってるんでしょ？
ならそれ辞めた方がいいよ。｣
｢質問と答えがズレてるんですけど。｣
確かに。今のは私が悪かった。
｢………彼がここがいいって言ったから。｣
｢え、それだけ？｣
｢そうだよ。それだけ。｣
｢………え〜、、、俺だったら絶対やだ〜、、｣
｢それだけの事がいいの。｣
私の意見は変わってるかもしれないけど、
この変わってる意見のお陰でこれまで照史くんと暮らせてきた感はあるし、不満はない。
｢……ふーん。｣
｢…………っはぁ、、｣
｢……………っ、、｣
｢でも言ってるほど照史くん、
そんな変わってないじゃん。なんか大人って感じ。｣
来ました来ました。お決まりのセリフ。
照史くんを見た人は必ず言うセリフ。
【大人って感じ】それ良いふうに言ってるだけでしょ。
｢見てるだけの人はそう思うかもしれないけど、実際は違うからね？｣
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作者名：また。 | 作成日時：2021年9月26日 1時
