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「………っ、、ただいま。」
「………おかえり〜」
いつものように帰宅して、夜ご飯を作る。
「………ふぅ」
「……………っ、、」
とくにカップルと言えるほどの会話はしない。
それもいつも通りだ。
私から話しかけても、彼は冷めきった返事をするだけ。
でも、その態度に不満を持ったことはないし、
寧ろ納得している。
このシーンとしてる空気が少し重苦しいと感じることはたまにあるけど。
そう言えばカップルらしいこともしていないかも。
私達、かれこれ何ヶ月シてないんだろう。
私が誘えば彼はそれにのってくれるし、
私が誘わなければ彼は誘ってこない。
まぁ、それでいい。
私が振ったことには断らないでいてくれるから。
「……あ、さっきポスト見たらさ、
私の地元から忘年会こないかって手紙きてた。
いつもは誘ってこないのにどうしたんだろ、、
でも、年末に沖縄行くのもねぇ?笑」
「……ふーん。ええやん。」
テレビを見ながらこっちに目を合わせる気配はない。
「……なんかめんどくさいしな〜
私が行くって言ったら照史くんは行く?」
「………考えとくわ。」
「……………そっか。」
もう何年も彼とは2人で出かけたりと言うことはしていない。
誘ったら来てくれるだろうけど、インドアな私からしたらそこまで外にまで出てお出掛けはしたくないなと思ってる。
そういえば、
照史くんって昔はアウトドアじゃなかったっけ。
外に出るのを嫌がる私をよく外に連れ出してた。
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作者名:また。 | 作成日時:2021年9月26日 1時