重岡said 過去 ページ34
重岡side
「……A〜」
Aは少し焦っていたように見えた。
「………小瀧がなんかあった?」
「…ううん。」
「…………ほうけ、」
「…実は、、」
「………うん、、?」
やっぱりなんかあったんだ。
俺はその後、小瀧の部屋へと入った。
「おじゃましまーす」
「…………しげかよ、」
「なんやそれ。」
傍に行くなり小瀧は俺に背中を向けた。
相変わらず俺には無愛想なやつやな。
「今日、お前テレビに出とったで〜」
「………っ、」
「いい加減好きって気づけよ〜言うて。」
「うっさい!!」
「めっちゃ笑ったわ、あれ笑笑笑」
笑う俺とは逆さに小瀧は酷いほど俺を睨んでいた。
まじでテレビでみる顔と全然ちゃうわ、
実は先程、
「小瀧くんに、あーんして欲しいって言われて、、」
「はぁ?笑」
「あの、、私そういうの慣れてないからさ、、
小瀧くんは食べる動作すら辛いからお願いしたんだろうけど、どうしても私が無理で!!」
「小瀧くんのこと嫌いじゃないよ。でもね。」
「逃げ出してきちゃったから、、、
本当にごめんなさい、、、」
「えっ、笑」
「あの、、だから代わりに小瀧くんにお粥食べさせてあげて、、?
お腹すいてると思うの。」
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作者名:また。 | 作成日時:2021年8月9日 16時