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突然、しげにキスされた。
しばらく何が起こったのか分からなかった。
(……………可愛い？？、、)
｢…………っ、、｣
しげって元々人との距離が近い人だから、こういうのは軽いスキンシップなのだろうか。
いや、もう私何考えてるんだろう、そういう問題じゃない。
何を話したらいいのだろう。
｢…………あっ、、あの、、ご飯、、食べる、、？｣
｢…………うん。食べる。｣
告白とか好きとか
そういう言葉は一切しげの口からは出なかった。
正直、何がしたかったのか分からない。
今更怒ってもあれだし、なんで？って聞くのもなんか違う、、
わかんない、わかんない。考えれば考えるほど
それから数日後、なんとなくしげとも少し気まづい雰囲気が続いた。
｢………今日、ご飯なににする、？｣
｢…………んー、、、ハンバーグ、がいいかな｣
｢…………おっけ、、じゃあ作るね。｣
しげと2人になる時間は多いはずなのに、なぜか2人とのその事は口にしない。いや、私は出来ない。
｢……やっ！！、、、
…………えっ。、、｣
そんなことで毎日頭がいっぱいなのに、
しげは私を後ろから抱きしめる。
｢…………っ、、ちょっと、、、
しげ？？｣
もしかして遊ばれてる？でも、
しげがそんな人だとは思えない。
｢………A｣
｢………っ、、｣
しげに名前を呼ばれて後ろを向く。
なんとなくキスされるだろうな、そんな雰囲気が部屋から溢れ出した。
あんのていまた、
あの時みたいに私にキスをする。
でも、なぜだか否定できない私がいる。
受け入れてしまっているのは紛れもない事実。
(…………っ、わかんない)
しげは少しニコッとして、リビングへ戻って行った。
｢…………｣
そして私も、何事もなかったように料理の続きを続ける。
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作者名：また。 | 作成日時：2021年8月9日 16時
