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｢………はい。｣
私はソファーの下に座り、
いつものように仕事のことでパソコンを長らくいじっているとのんちゃんは私にバニラのアイスを渡してくれた。
｢……………っ、ありがとう。｣
のんちゃんのもう一つの手には抹茶のアイス。
すると同時に私の隣にベッタリと座ってくる。
｢………いただきます。｣
｢……仕事忙しそうやな。｣
私は自然に少し右にずれて少し離れた。
｢……のんちゃんもお疲れ様。｣
｢ん〜！ありがと〜♡｣
再び距離を詰めるなり私にもたれかかってくる。
正味仕事の邪魔でしかならない。
私と重岡はもうこの状態には慣れていて
｢はい離れて〜。｣
｢…………っ、｣
拒否するものんちゃんは全く気にしなくて
｢……Aと2人っきり久しぶりやな？｣
そう言いながらアヒル口をしぶりっ子する。
｢………｣
｢無反応やめてや。｣
｢………ファンの子にもそういう顔してんの〜？｣
｢………………っ、｣
仕事のことに関しては口をつむる。
そういうことに関してはプライベートと仕事でしっかり出来ているんだろう。
｢……私も嬉しいよ。のんちゃんと久しぶりに2人になれて。｣
｢………っ！｣
そういうとのんちゃんは子犬みたいに嬉しそうな顔をする。
可愛い。
｢……Aさぁ、30代になってお互い結婚してなかったら俺と結婚する？｣
｢しません。なにセクハラ？｣
｢でもさ！、、1人よりはいいやん？｣
｢しません。｣
｢俺、孤独死とか嫌やし。｣
｢しません。のんちゃんならすぐいい人見つかるよ。｣
｢…いないから言ってるやん。じゃあなに？重岡と結婚するん？！｣
｢しません。｣
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作者名：また。 | 作成日時：2021年7月25日 1時
