恐怖 ページ11
『…ゲホッゲホッ』
ピピッ
……36.7…熱は無いけど…
一応今日の予定早めてもらう…早めに帰って休んだ方が良い気がする
康二Aちゃんおはよ!!
フッ『これだけ…』
……いや、何笑ってるの
「サクラ、今日はいつにも増して素敵な装いだね」
『春久さんのお誕生日だから…可愛いって思ってもらいたくて』
「!嬉しい。サクラももう誕生日だね。欲しいものは?」
『春久さんとこうしていられるだけで十分だよ。…それより、時間はやめて貰っちゃってごめんね』
「そんなの気にしてないよ。サクラも僕と早く会いたいと思ってくれたんだろう?」
『あ、えっと…今日はちょっと早めにかえ』
「僕、行きたいところがあるんだ。着いてきてくれる?」
『…?うん、どこへでも』
……体調悪いって素直に言えば良かったな
『……ねぇ、春久さん。ここ、私怖いな』
「大丈夫、僕について来て」
歓楽街……まずいな
「僕がリードしてあげるからね」
『ねぇ、私今日はもう帰る!注意事項に
「サクラ、僕は特別だって言ってくれたじゃないか。それに今日は誕生日だよ?」
『関係ないよ、ちゃんと守ってくれないと!』
「……うるさいな。ほら、行くよ」ガシッ
『っ離して…!!!』
怖い
自分が引き起こしたことだってわかってる
でも、怖いの
助けて
誰か、助けてよ…!!!!
バッ『っ…!?』
?「嫌がってますよこの子」
この声
「な…何だ君は。僕はこれからサクラと…」
?「だから、嫌がってますって。俺はただの通りすがりだけど、通報しようかと思ったレベルで揉めてましたよ。ほら、周りの目も気にしてください」
…ねぇ、何で?
「!!…っお、覚えてろよ…!サクラ、このままで済むと思うな!!」
何で、見つけてくれるの?
『こーじ、』
向「!…もう、大丈夫やから。寝とってええよ」
男なんて信用出来ないはずなのに
………康二は…何も変わってないんだね
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作者名:しらぬい | 作成日時:2023年8月1日 11時