P活女子 ページ1
中学３年生の秋、私は家の事情で関西に引っ越した
もう中学終わりかけだし、他所から来た転校生と仲良しこよしなんてするはずもなく
………ただ、1人。
「サクラさんですか？」
『…はい！こーくんさんですかね？初めまして〜！！』ﾆｺｯ
「は、初めまして。こんな可愛らしい方とは知らずに……」
『え、嬉しい…！ありがとうございます！こーくんさんも50代っておっしゃってましたけどお若い〜！』
私は、
…男と会う時は、23歳ってことにしてるけど
「サクラさんは何がお好きですか？？」
『ゲームとか結構やりますよ〜』
「え、意外だなあ。僕もRPG系が好きで」
知ってる
プロフィールにゲーム会社社員って書いてたもんね
『RPGまだ触れたことないんですけど私でも出来ますかね…？やってみたいなあ』
「で…出来るよ！僕が教えようか？」
『！本当ですか！？やったあ、これからこーくんさんに教えてもらいます！』
「え、えっとじゃあ…次の予定も今立てちゃっていいのかな？」
『もちろん！またすぐに会えるの嬉しいです』
私の仕事は愛を売ること
私は愛なんていらない
「じゃあこれ、今日の…」
『ありがとうございます！また会えるの楽しみにしてますね！！』
その代わり、私はお金を得ることが出来る
お金は私を裏切らないでしょ？
「………Aちゃん？……なわけ、ないよなあ」
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作者名：しらぬい | 作成日時：2023年8月1日 11時
