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恋文3 ページ6

昼休みになってすぐ。私は萩原くんの席へ行った。

「ん?どうしたの?」

キョトンとしながら首を傾げる萩原くん。緊張なんかしてない。別に緊張するようなことじゃないし!
机の上に2つに折ったルーズリーフを置く。

「……これ、手紙の返事。萩原くんにだけ書かせるのはズルいかなって……私もルーズリーフで悪いけど……」

え?と少し普段より高めの声が萩原くんの口から出てくる。そんなに驚くとは思わなかった。

「……これから先も返事……貰えるって思っていい?」

「萩原くんがくれるなら返事書くよ」

すると萩原くんは机の上の返事の手紙を両手でキュッとシワがいかない程度に握った。

「やば……何それ、超モチベーション上がるじゃん……!明日も書くからね!」

心の底から嬉しそうに垂れ目を細めて萩原くんが言った。そんなに喜ばれると……ちょっと照れるじゃん。

「じゃ、私、お弁当友達と食べるから」

そう言って友達3人の元へ戻る。

「なになに?A、ラブレターでも渡してたの?」

ニヤニヤしながら言われる。

「違う。ラブレターじゃない」

ラブレターのお返しではあるけど。

「萩原、すっごいニコニコしてるけど……」

もう1人の友達が萩原くんを見ながら言う。見てみれば、パアアっと周りに花が咲いてるのがこの距離からでも分かる。

「まあ、色々あって文通してるだけだから」

気にしないで。と言って私は卵焼きを食べた。うん。美味い、

「Aもちょっと楽しそうだし、こりゃワンチャンラブの始まりかもね」

そんなことない。モグモグしながら睨んどいた。



『手紙ありがとう。萩原くんにだけ書かせるのは悪いから私も書くことにしてみた。お返事は昼休みに渡すね。あと、本当に面倒くさくなったらやめていいからね。やめたからって友達やめたりはしないから!』

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夜船と北窓 - この作品好きすぎて一気に読んでしまいました。出来ることならまた更新を再開して欲しいです。萩原さんめっちゃ好きなんです! (2021年5月4日 3時) (レス) id: 76d34d17f2 (このIDを非表示/違反報告)
悠乃(プロフ) - 青木柚里奈さん» お返事遅くなってしまいすみません!嬉しい感想ありがとうございました(*^^*) (2020年11月6日 17時) (レス) id: b7a9621ba5 (このIDを非表示/違反報告)
青木柚里奈(プロフ) - あー!最高!続き楽しみにしていますぅぅう!! (2020年6月11日 2時) (レス) id: aecf756759 (このIDを非表示/違反報告)
悠乃(プロフ) - 和美/美香さん» コメントありがとうございます。もしもの話も気に入って頂けて良かったです(*^^*)続きも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。ありがとうございます! (2019年11月27日 11時) (レス) id: b7a9621ba5 (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - もしもの話めっちゃ好きになった!こっちも読みながら冷や汗します。続き頑張ってください。 (2019年11月12日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠乃 | 作成日時:2018年9月10日 1時

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